あらすじお花見の日に風邪をひいてしまった栗太郎。大好きなみくちゃんも一緒だからと、無理して出かけようとしたのだが、父上に止められ、あえなく布団の中に戻ることに。鼻水をたらし、せき込みながらひとりぼっちで寝ていると、優しかった母上のことが頭に浮かんで…(第2話)。元気な男の子、栗太郎、犬の栗之助、優しい父上…三人の家族の心暖まる物語、第12巻!
父と息子・栗太郎と栗之助(犬)の3人家族が繰り広げる生活を描いたほのぼのとした時代劇です。貧しくともプライドを持って生きようとする父と、父親想いの栗太郎と、マスコット的な存在の栗之助(犬)を中心に、ユーモアを交えながらも、心あたたまる展開が、わずかなページ数で表現されていて、読後には必ず心地よい余韻を残してくれます。中京新聞(東京新聞)で4コマ版「おーい栗之助」という連載もやってました。こちらも本編と同じくらい良い漫画でしたが、ちゃんとした単行本は出ていないようで、現在入手することは難しいです。図書館などで新聞のバックナンバーを読むか、「おーい栗之助 春、ほのぼの (My First Big SPECIAL)」という廉価版コミックを手に入れるしかなさそうです。