あらすじ宮中の権力を握らんとする藤原基経が帝に進言した「魂鎮めの祭」の開催、その警備を任された業平は……!? 一方、道真も伴善男に降りかかったある出来事の解決を頼まれることに……!? ついに、門の内の鬼たちが動き始める!
武人で色男の業平と頭脳明晰な少年の道真という「相棒」コンビ的な関係で話が進んでいく。 やっとの思いで真相にたどり着いても、藤原氏を始めとする貴族の圧力で潰される。 内容的にも絵もきれいで、平安の豆知識や謎を解いていく感じが大人でも楽しめる。 科学捜査なんてものがない魑魅魍魎が跋扈する時代に理詰めでどう切り込んでいくのか史実と比べても面白そうです。