『満州アヘンスクワッド』“神の薬”が奪う命狂わせる運命……「怖いもの見たさ」を刺激するクライムサスペンス
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『満州アヘンスクワッド』(門馬司原作・鹿子画/講談社) 「子供を売るか 阿片(アヘン)を売るか」。隻眼の元兵士は覚悟を決めた 「子供を売るか 阿片(アヘン)を売るか」。昭和12年(1937年)、大日本帝国の傀儡国家たる満州。関東軍の兵士・日
「満州で一番軽いものは、人の命だ」時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇は、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…。