おとりよせしたくなる、マンガに登場するローカル銘菓を集めよう
つらつらわらじ』4話に登場する、熊本の「加勢以多(かせいた)」。元々は細川家の献上菓子で、マルメロ羹が餅粉で作ったおぼろ種に挟まれてていたものだとか。甘酸っぱい味わいらしいので、夏に食べても美味しそう……。
時は寛政、江戸も半ばを過ぎた頃、「備前蜂」の紋を掲げた岡山藩熊田家藩主・治隆(はるたか)は、家臣と人足たち数百人を引き連れて、参勤の旅に出た。行列には、治隆を疎んじる幕府老中・松平定信(まつだいら・さだのぶ)の密偵も紛れ込む。江戸までの道のりは、その距離以上に長く、波乱で満ちていた。