あらすじ解き明かされる過去!“リーマン・ギャンブラー”最後の闘い!――東京大学の地下深くに“競鼠(けいそ)”の怒声が響くとき、女の闘いも激しさを極める……。国立大学理学部や医学部が参加する、大手製薬会社主催の「研究費争奪ギャンブル」競鼠。その賭場に、泥沼からよみがえった元女房・亜希子の先導により乗り込んでいく「マウス」一行だが……。斬新なお色気も満載の伝説的ギャンブル・コミック、手に汗握る完結巻!
初めは、マウスという男が、妻に離婚を迫られ電車で遭遇した痴女につまらない男と罵られた恨みのようなものから違法賭博の世界に足を踏み入れ、限界ギリギリのギャンブルで勝っていく漫画だった。 それが左遷されて帰ってきた中盤あたりから、ギャンブルで負けそうになると、すかさずインドまぐろ子(二十歳の美人)が自分の体に様々な料理を盛り付けて食わせることで、マウスに勝負のツキを呼び寄せる漫画になっていく。 なので、後半になると、勝負の駆け引きよりも「今回はどんな女体盛りなのかな」っていう楽しみの方が勝っている。が、しかし、意外と人情的な話もちらほらあり、最終的なインドまぐろ子とマウスの行く末などはなかなか感動的なものもあり漫画としても面白かった。