あらすじボロきれのようになった女がひとり……。ギャンブルに負けて全てを失い、数えきれぬ男たちに利用されてきた元女房・亜希子の涙である。むしり取られ、文無しになった彼女の代理人として、「マウス」は“復讐”のギャンブルに挑んでゆくが――。賭場のルールで“女体盛り”を封じられたインドまぐろ子に、元女房の色香を倒す勝機はあるのか?女の闘いも凄まじい、“ワイドクワトロ”第3巻。
初めは、マウスという男が、妻に離婚を迫られ電車で遭遇した痴女につまらない男と罵られた恨みのようなものから違法賭博の世界に足を踏み入れ、限界ギリギリのギャンブルで勝っていく漫画だった。 それが左遷されて帰ってきた中盤あたりから、ギャンブルで負けそうになると、すかさずインドまぐろ子(二十歳の美人)が自分の体に様々な料理を盛り付けて食わせることで、マウスに勝負のツキを呼び寄せる漫画になっていく。 なので、後半になると、勝負の駆け引きよりも「今回はどんな女体盛りなのかな」っていう楽しみの方が勝っている。が、しかし、意外と人情的な話もちらほらあり、最終的なインドまぐろ子とマウスの行く末などはなかなか感動的なものもあり漫画としても面白かった。