あらすじ互いに傷を抱えながらも付き合いを始めた千絵と静。穏やかに時間は過ぎていくが、それでも過去のトラウマが時折影を落とす。先生の傍にいたい、先生が好き、先生には幸せになってもらいたい。…でも、私は子供が産めない。私と一緒で先生は幸せになれるの…? 恋に臆病になる千絵に、静は――。少しずつほどけていく心と消えない過去の痛み。大切だから踏み出せない、切なくて暖かい大人の純愛ストーリー。【第4話~第6話を収録】
一言で言うと胸がギュッとなる物語でした。 私が印象に残ったのは、千絵が榊先生にかけた、”過去に囚われてもいい。皆、過去を消さずに思い出しながら生きてるんだから”って言葉です。 色んなことを経験した人のとても重みのある言葉だと思って印象に残っています。 淡々と右葉曲折ありながらも進む大人の恋愛話に見えるけれど、深みのある言葉が今後もこの物語に味を出してくれるのではないかと思います。