あらすじ新宿ゴールデン街を訪れていたロケ隊のスタッフは、にわかに色めき立っていた。主演女優の秋本優美が撮影開始直前に姿を消したのだ。彼女は近くの公園で、2年前に出会った男のことを思い起こしていた。オーディションに落ちたばかりで消沈していた自分を励まし、今の自分が始まるきっかけを与えてくれた武骨だが優しい笑顔を……。国分と人気女優との間に秘められたエピソードを描く「大魚」ほか、全10編を収録。
一話完結で読みやすい。主人公は大学病院で助教授になれる程の腕を持っている医者だけど、とある理由で過去を捨てて、今は新宿のゴールデン街で診療所を営んでいる。ほとんどお金にはならないけれど、訳ありの街の人々から「熊先生」と呼ばれ慕われている…というお話です。あまりオペシーンもないですし本格的な医療漫画とは少し違いますが、ヒューマンドラマとして患者との心の交流と医者としての葛藤の両方が描かれています。読んでいるとだんだん熊先生が阿部寛にしか見えなくなってきました。すごく似てません?