あらすじ

「考えるんだ。その炎がいずれすべてを焼くと知って、それでもプロメテウスは、神様から火を盗んだだろうか、って」 朝永の研究を狙って監視されていることに気づいた朝永と天田は、協力して事態の打開を図る。一方、天田教授の突然の発言が学界に波紋を呼ぶ。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の5巻に加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段(1-2)
「2億円の人生を送るのが、俺の夢だ」 中2の3学期。普通の生活を送っていた少年・朝永は、復学してきたクラスメイト・天田との出会いをきっかけに、否応なくトラブルに巻き込まれていく。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の1・2巻を統合し、加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段 3巻
「リーマン予想は爆弾だ」 世界を揺るがしかねない神の数式。朝永の書いた数式の検証を始める天田父。一方、朝永のまわりに怪しい影がチラつきはじめる。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の3巻に加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段 4巻
「お前は、ちゃんと見つかるといーな。大事な探しもん」 朝永の周辺でおかしな事態が起こっていることに気づいた朝永と天田は、なくしたメモを探しに天田の実家を訪れる。そこで父との確執を乗り越えるべく、天田は決断する。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の4巻に加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段 5巻
「考えるんだ。その炎がいずれすべてを焼くと知って、それでもプロメテウスは、神様から火を盗んだだろうか、って」 朝永の研究を狙って監視されていることに気づいた朝永と天田は、協力して事態の打開を図る。一方、天田教授の突然の発言が学界に波紋を呼ぶ。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の5巻に加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段 6巻
「これが君のクイズに対する私の答え、そして私から君へのクイズだ」 シンポジウムの直後、謎の転落事故に見舞われた天田教授。父の事故を知り駆け付けた天田と朝永に、秘書の国村は真相を語りだす。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の6巻に加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段 7巻
「だけど天田、君が一番知ってるはずだ。かずとの向き合い方はひとつじゃない。100までの数字は、100回足したって5050になるんだ」 『彼らに数式を渡す』朝永の発言に戸惑う天田と、先鋭化していく追跡者達。朝永は天田に、今まで起こったことの推理と、これからの決意を語る。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。冊子版の7巻に加筆修正を加えて電子書籍版として配信開始。
満月に階段 8巻
「許されたかったのは俺だ。その階段から、降りる権利を」追跡者たちをあざむくため『リーマン予想のもう一つの証明式』を制作する朝永。それを見た天田は自分のやるべきことに向き合う決意をする。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。
満月に階段 9巻
『結局君は、お父さんに認められない空虚さを埋めるために、あの子のクイズに流されてるだけじゃないか』 父が残したクイズを探りに来た天田は、そこで父の秘書である国村と対峙する。国村はクイズに秘められた謎を明かし、天田を篭絡しようと迫る。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。
満月に階段 10巻
「さあ、扉を開こう。お父さんのクイズと正解が、俺たちを待ってる」 答えに惑う国村 答えを掲げる天田教授 答えをさがしつづける朝永と天田 人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学の世界を描く10話目。
満月に階段 11巻
「―――だから俺は、あの数式を抱えたまま死のうと思ったんだ」 クイズを解き明かしたその先で、朝永と天田は天田教授の残したメッセージと向き合う。朝永と天田教授、二人の数学者が、たったひとつの正解をめぐって対峙する。人類は、「数」の支配する世界とどう向き合うべきか。人は、「人生」という名のクイズにどんな答えを出すべきか。2人の男の子が向き合う、ちょっと変わった数学のお話。
満月に階段 12巻
「俺はこいつに、ニオクエンの人生を返してやんなきゃなんねー」 ついに完成したリーマン予想の「もう一つの証明式」。はたして二人は、無事国村たちの接近をかわし、警察に身柄の保護と、取引への協力を申請できるか。長い夜が明け、取引期限である14日目の朝を迎える。2人の男の子と、ちょっと変わった数学のお話。
満月に階段 13巻
『天田、きみとここに来られて本当によかった』 世界の形を変えるとされる神の数式――リーマン予想。天田と朝永は、そのもう一つの証明式を作り上げ、謎に包まれた数式の「伝説」を終わらせようとする。迎えた14日目、数式をつけ狙う情報ブローカーとの取引の日、二人は警察とともに図書館へと向かう。果たして無事、彼らとの攻防に終止符を打ち、望んだ日常を取り戻すことができるか。2人の男の子と、ちょっと変わった数学のお話。
おわる世界の子どもたち

おわる世界の子どもたち

「この地球は、あと15年後には人の住めない星になると言われています」 生きる意味を探すこと。人を愛すること。夢を見ること。環境がバランスを失い、災害が多発し、人類が滅亡に抗うことを諦めた世界で それでも未来を思いながら生きる子どもたちの話。
カケルコ

カケルコ

「ボクたち、もうすぐしたらここを出て、かけっこの一等賞を決めなきゃいけないんだって」 『かみさま』の言葉に導かれ、わけもわからず命がけの『かけっこ』に放り込まれた子どもたち。追い抜き追い抜かれ、脱落していく仲間を振り切って前に進む。なぜ彼らは走るのか。この道の先になにがあるのか。そして『一等賞』になるのは誰なのか。