あらすじ

有明水族館の館長・樹火滝はドルフィンスタジアムの設立を計画していた。そのために強いイルカが残り、弱いイルカは捨てられてしまう。しかも、陰で捨てられたイルカが売肉としてさばかれていた。秋はその情報をつかもうと行動するが、逆に囲まれてしまう。このピンチを救ったのはミルの兄・大吉だった。大吉や上司の和田さんたちと共に、どうにかして樹火滝の裏をつかもうとするのだが、なかなかうまくいかない。とうとう最後の手段として、萌から情報を得ようと変装した秋が萌に近づくが…!?
Bバージン 1巻

カメオタクで女の子に全く相手をされなかった秋は、憧れの女の子・ユイと同じ大学に入学したのをきっかけに大変身する!三人の女兄弟に鍛え上げられ、女の扱い上手のカッコイイ男になる。しかも、少女の願いである好きな女以外とはHしないという「Bバージン」を貫く男に!しかし、あまりにも女の扱い上手な秋のことをユイは「遊び人」だと勘違いしてしまい、秋の想いを真剣に受け止めようとしなくて…!?モテないキミはもちろん、モテるキミも必読!!モテマクリ男へ大変身の恋愛必勝マニュアル!!

Bバージン(2)

秋はユイにサエキという男と付き合っていることを告げられ、ショックを受ける。そんな秋をアリサは誘おうとするが、逆に秋に一喝されてしまう。しかし、これが裏目に出てアリサは本気で秋のことを好きになってしまう。一方、ユイはサエキに自分の他に女がいることを知りショックを受ける。そして自分を想ってくれる秋に少しずつ心を開いていく。そこで秋は、自分がサエキと違って信用できる男であることを証明するため、アリサとはっきり別れることをユイに誓う。

Bバージン(3)

秋はクリスマスにスキー旅行を計画する。ユイはサエキがイブに他の女と過ごすことを知り、スキーに行くこととを決心する。このスキー旅行をきっかけに秋とユイの仲は急接近!とうとうユイはサエキと別れることを決心する。ユイの19才の誕生日、ユイはサエキに別れを告げると誓い、その夜は秋と合うことを約束する。サエキのもとからユイが帰るのを待つ秋。しかし、そこへ「アリサが死ぬといっている」という連絡が入って…!?

Bバージン(4)

自殺ではなくただの飲み過ぎだったアリサ。しかし、自殺未遂だったと勘違いしている秋はアリサのことを放っておけない。そんな事件があったことを知らないユイは、秋のことを信じ切っている。しかし、ユイは秋とアリサが会っているところを偶然見かけてしまい、何も信じられなくなったユイは友だちに誘われるがままサッカー部の合宿についていってしまう。ユイのことが心配でしょうがない秋は、ユイの家の前で待つが、予定の日になってもユイは帰ってこない。

Bバージン(5)

ユイのことは忘れて、アリサと付き合うことにした秋。しかし、長くは続かなかった。女をよろこばす為だけに造られた改造人間のような秋に、アリサは不信感を抱く。そして、ついに「会うのをやめよう」と秋に告げる。誰からも必要とされていないと思いこむ秋は、失意のどん底。そんな秋のもとにユイの友だち・ミホからユイを助けて欲しいと相談される。薬を使って女をくどくサッカー部の男・ラモがユイをねっているというのだ。

Bバージン(6)

ラモの薬を使う手口の犠牲者がミホだったことを知り、怒った秋はラモにカタキを取りに行く。しかし、返り討ちにあい気を失ってしまう。目を覚ましたとき目の前にいたのはユイだった。女をよろこばす為だけの作り物の自分を捨てて、一から出直すことを決心する秋。そして、一人暮らしを始め、有明水族館でアルバイトを始める。一人前の生物研究者になってから全てをユイに打ち明けようと考えたからだ。しかし、そんなことを知らないユイは家を出て大学にも現れない秋を心配して待ち続ける。

Bバージン(7)

秋はアルバイトでの働きが認められ、有明水族館に正式に配属が決定する。そんなことを全く知らないユイは、モトミと有明水族館でデートをする。そんな二人にばったりと出くわしてしまった秋。しかし、このデートはただモトミとの約束を果たすためのものだった。誤解されたユイは、事情を話そうと秋の一人暮らしの家に向かう。今まですれ違いばかりだった二人がようやく結ばれようとしている。果たして、秋は自分の過去を明かすことができるのか…!?

Bバージン(8)

高校時代からのことを全てユイに打ち明けようとする秋。しかし、プロになるためには女を捨てろという先輩のアドバイスを思い出し、大学を受け直すための半年間だけ待つようにユイを説得する。仕事と勉強を両立させる秋だったが、そんなとき有明水族館でイルカのトラブルが発生する。その解決に秋とミルがあたることになる。そもそも生物好きという似たもの同士の二人は次第に惹かれあっていく。また、ユイはモトミに自分の選手生命が長くないことを告げられる。

Bバージン(9)

秋とミルが担当し、徐々に回復に向かっていたはずのイルカが突然死んでしまう。ショックを受ける二人。そして、ミルが四日間も行方不明なのを聞いた秋は、ユイとのデートをキャンセルして探しに出る。海でずぶ濡れで倒れているミルを発見した秋は、ミルを連れて秋の部屋に戻る。そこで秋は過去のこと、ユイのこと、全てを打ち明ける。心の底から理解し合えた二人はそのまま寝てしまう。そのことを知ったモトミは、秋に対して怒りをぶつけるが…!?

Bバージン(10)

秋の家の前で偶然出くわしたユイとミル。ミルはあまりにも秋を信じ切っているユイが気に入らない。そして、明日有明水族館に来るように告げる。そこで秋が働いているとは想像もしていないユイは、ミルに連れられ秋のいる作業場へ向かう。そこで初めて見る働く秋の姿。ユイはあまりにも自分が秋のことを知らないことにショックを受ける。一方、秋はPK戦に勝つため、ラモの協力を得て合宿を行う。初め全く反応できなかった秋だったが、徐々にボールに反応できるようになり…!?

Bバージン(11)

決戦の日の朝、秋は目を覚ますとミルとベットの上にいた。そこでミルは秋に自分をとるかユイをとるか最後の賭けに出る。しかし、秋の気持ちは変わらなかった。ミルは秋を黙って送り出す。決戦の会場に全ての役者が揃い、勝負が始まった。やはりモトミのシュートは凄まじく、立て続けに三本のシュートを決められてしまう。四本目は秋がモトミのシュートを止めたかのように見えたのだが、先に動いたためにファール。そして、運命の五本目…!?

Bバージン(12)

モトミは古傷を痛め、選手生命を絶たれてしまう。そんなモトミを捨てて秋のもとへは行けないユイ。こんなユイに業を煮やしたラモは、秋が高校時代のユイの同級生で、カメオタクだったことをばらしてしまう。その上で秋かモトミか選ぶように説得する。そして、約束の日にユイが現れたのはモトミのもとだった。しかし、病室の中にはモトミの昔の彼女がいたため、ユイは中に入らずそのまま帰ってしまう。一方、失意のどん底の秋は…!?

Bバージン(13)

今まで互いに好きだと想いながらも、幾度となくすれ違いを繰り返してきた秋とユイ。そして、沖縄旅行をきっかけにとうとう二人で暮らすことを決意する。しかし、そんな二人に新たな障害が立ち塞がる。新しい有明水族館の艦長・樹火滝は、金儲け第一主義でかなり動物たちに無理を強いる。また、その娘・萌はこの業界の男たちを次々と破滅させてきているらしい。萌はあの手この手で秋を誘惑しようとするが、ユイのいる秋には通用しなくて…!?

Bバージン(14)

有明水族館の館長・樹火滝はドルフィンスタジアムの設立を計画していた。そのために強いイルカが残り、弱いイルカは捨てられてしまう。しかも、陰で捨てられたイルカが売肉としてさばかれていた。秋はその情報をつかもうと行動するが、逆に囲まれてしまう。このピンチを救ったのはミルの兄・大吉だった。大吉や上司の和田さんたちと共に、どうにかして樹火滝の裏をつかもうとするのだが、なかなかうまくいかない。とうとう最後の手段として、萌から情報を得ようと変装した秋が萌に近づくが…!?

Bバージン(15)

樹火滝の裏をつかめなかった秋たちは、ドルフィンスタジアムがオープンする前に動物たちを海に逃がすクーデターを計画する。しかし、このクーデターが成功しても秋は犯罪者になるため日本にはいられなくなってしまう。クーデターの前日、秋は初めてこのことをユイに告げる。ショックを受けるユイだったが、秋の思うようにさせることを決心する。ところが、クーデター当日、秋と大吉の会話が盗聴されてしまい、あと一歩というところで樹火滝にばれてしまう…!?