あらすじ家出少年・帆高が東京で出会った少女・天野陽菜の雨を晴天に変える力にはやはり代償があった。保護者がいない陽菜と凪の姉弟には保護の手が伸び、一方帆高は家出少年として警察に追われ始める。帆高が身を寄せていたライターの須賀は帆高を突き放し、救いはどこにもない。三人はあてのない逃避行を始めるが、陽菜の身に、とうとう天気の巫女の宿命が訪れる!! 都会の片隅に追い詰められた三人は? 暴走する帆高は陽菜に追いつけるのか。観客動員数1000万人を突破した新海誠監督最新作のコミカライズついに完結!
映画はこれまで2回観に行ってめっちゃ泣きました。君の名は。より好きなやつ。無事に映画版を自分のなかで消化できてきたところでどうにかコミカライズ版にも手を伸ばすことができました。 映像で見た記憶通りの構図がところどころ出てくるあたり、小説や脚本ではなく絵コンテ(あるいは映像)を参考に描かれていることが伺えます。ストーリーはまだ序盤ですが原作通り。ディテールに違いがあるものの漫画的にテンポよくリメイクされてると感じました。 元の新海映画のような緻密な背景の描き込みがない分、ストーリーとキャラクターに注視できるではありますが、せっかく「ヴィンランド・サガ」や「波よ聞いてくれ」など月刊誌でしか読めないと思わせる密度とクオリティの漫画が載っているアフタヌーンでやるからには、『映画の背景美術には負けねぇ…!!』みたいなアツいコミカライズも見てみたかった気もします。笑 映画も含めた作品の内容に触れだすと一晩は軽く語り続けることができるくらいテンションがあがっちゃうのでやめておきます