あらすじ新潟からやってきた田中角栄は建築事務所を設立! 理研の大河内所長から次々と無理難題を与えられるも、寝る間も惜しんで働き、会社を大きくしていく。そんな1938年冬、赤紙が届いた角栄は日本陸軍二等兵として満州へと派遣され…!? 角栄の“幼少期”を描いた「特別編」も収録!!
この物語は、角栄の終生の友である入内島金一氏の語りで始まる。 1話目はふたりの出会いの話。 昭和9年、15歳の角栄は新潟より単身上京。ツテを頼って書生になり勉学に励む予定だったが、なぜか話が通っておらずいきなり頓挫。 しかし、入内島が働く井上工業で働きながら工学校にも通わせてもらえることになるという強運ぶりを発揮。そんな角栄が上京した本当の目的とはもちろん……… 『宰相』になることだッッッッッッッッ!!!!