あらすじライバル・福田赳夫との邂逅! 角栄はその男に出会い、何を感じたのか…! のちに角福戦争といわれる壮絶な二人の関係はここから始まる。そして吉田茂vs鳩山一郎、首相級の戦いはさらに過熱。さらに、「戦前の妖怪」岸信介も登場! 「昭和最大の難局」編、日本の未来へ向けて戦いはさらに烈しく! 1993年12月16日。没後30年。今、よみがえる天才政治家・田中角栄の素顔! 命を燃やしてその人が伝えようとした想いがここにある―――!
この物語は、角栄の終生の友である入内島金一氏の語りで始まる。 1話目はふたりの出会いの話。 昭和9年、15歳の角栄は新潟より単身上京。ツテを頼って書生になり勉学に励む予定だったが、なぜか話が通っておらずいきなり頓挫。 しかし、入内島が働く井上工業で働きながら工学校にも通わせてもらえることになるという強運ぶりを発揮。そんな角栄が上京した本当の目的とはもちろん……… 『宰相』になることだッッッッッッッッ!!!!