あらすじ昭和史は大きく揺れる! 「宏池会」、「周山会」、現代も続く「自民党」派閥の源流が誕生する。そして、戦後初の30代大臣爆誕! 田中角栄、最若手として初入閣へ!! だが郵政省は魔窟! 試練を乗り越えることができるのか……!?
この物語は、角栄の終生の友である入内島金一氏の語りで始まる。 1話目はふたりの出会いの話。 昭和9年、15歳の角栄は新潟より単身上京。ツテを頼って書生になり勉学に励む予定だったが、なぜか話が通っておらずいきなり頓挫。 しかし、入内島が働く井上工業で働きながら工学校にも通わせてもらえることになるという強運ぶりを発揮。そんな角栄が上京した本当の目的とはもちろん……… 『宰相』になることだッッッッッッッッ!!!!