荒木飛呂彦氏激賞!紀元前3世紀、台頭著しい共和政ローマを恐怖の底に突き落とした男がいた。ハンニバル・バルカ──ローマ史上最大の敵となった怪物と、彼からローマを守った英雄プブリウス・コルネリウス・スキピオ。同時代を生きた二人の戦いが、今幕を開ける!!
『キングダム』の原泰久氏絶賛!ローマの執政官の一人センプロニウスはハンニバルの才を軽んじ、トレビア河を渡り敵陣へと攻め入ってしまう。渡河で体力を消耗した歩兵を待ち受けていたのは、ハンニバルの恐るべき戦術だった──。
トレビアの戦いに敗れたローマは、続くトラシメヌス湖畔の戦いでも一敗地に塗れた。非常事態に独裁官に就いたのはクィントゥス・ファビウス・マクシムス。彼が選んだ持久戦略に不満を持つミヌキウスは、カンパニアでの包囲戦で…!?
執政官となったミヌキウスはハンニバルとの会戦に打って出た。しかし地形と敵将の性格を知り尽くしたハンニバルが待ち受けていて…!辛く当たられながらもミヌキウスを庇うアエミリウス。二人の過去とは?
紀元前216年、夏。最大の危機がローマを襲う。ヴァロとアエミリウス、二人の執政官に率いられたローマ軍は、カンナエの地でハンニバルと相見えることに。これまでと同様の、地形を利用した包囲戦術を予想したローマだったが、ハンニバルには別の狙いがあった…。
5万が8万を包囲する――。攻勢かと思われた中央での戦闘はハンニバルの誘いでしかなかった。ハンニバル軍に包囲されたローマ軍は混乱を来し、さらに状況を悪化させる。アエミリウスやミヌキウスをはじめ、死者の数はおよそ6万。カンナエの戦いはローマ空前の大敗に終わった。
カンナエでの大敗の後、ローマ軍を率いる猛将マルケルスの下で、スキピオはノラの戦いに臨む。スキピオが提案した作戦とは…!? 一方カルタゴでは、不満を抱くマハルバルがハンニバルとの対立を深めていた。
シラクサにアルキメデス在り。仇討ちを誓うガイウスのためスキピオは一計を案じ、マハルバルを孤立させることに成功。一騎討ちの末、ガイウスは復讐を果たす。次なる戦いの相手はシシリア島最大の都市シラクサ。ローマは天才数学者アルキメデスが発明する武器に苦しめられていた。
大都市カプアとシラクサの奪還。ローマ反撃気配の中、イベリアに赴いていた遠征軍が敗北、スキピオの父が討ち死にした。25歳という異例の若さで執政官代理に就任したスキピオは、味方をも驚かせるカルタゴ・ノヴァ攻めでカルタゴに立ち向かうが…!?
マルケルスを、謀殺する――。ローマ侵攻を目論むハンニバルの前に猛将・マルケルスが立ちはだかる。「ローマの剣」と呼ばれ、精鋭を率いるマルケルスの前に膠着状態に陥っていたハンニバルはそこに一計を案じる…。一方、イベリア半島でスキピオと戦っていたハッシュは独自の行動に出るのだが、そこには思わぬ事態が待っていた…。
スキピオ、鬼神と化す――。カルタゴ・ノヴァの奪取に続き、ジスコーネとマシニッサの連合軍を打ち破り、イベリア半島を制圧したスキピオ。念願であった執政官にも選出され、名実ともにローマ軍の主権を握ることになる。破竹の勢いはとどまる所を知らず、いよいよカルタゴの本拠地であるアフリカに進軍を開始する…!!
戦争に慈悲は無く――。 東西ヌミディアを巻き込み争う形になったカルタゴとローマ。前哨戦でジスコーネ率いるカルタゴとシュファクスの西ヌミディアの連合軍は数でローマ軍に勝っていたものの、スキピオの軍略の前に一敗地に塗れて敗走。さらにバグラデス川で争うことになった両軍の戦いは再びローマに軍配が…。果たして、劣勢を極めたカルタゴの選択した次なる一手とは…?
ハンニバル殿はバアルの恵みを授かっておられるのだ アフリカ・ザマの地で始まったカルタゴとローマの最終決戦! ウティカ、バグラデス川の戦いと連勝し勢いに乗るスキピオとあとがなくなったハンニバル。両者の用兵に国家の命運が懸かる! はたして勝利の女神は、どちらに微笑むのか…!?
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔途中まで読んだが完結していたを気づいたので読んだがむちゃくちゃ良かった。ハンニバルとスキピオの対比、ハンニバルを頂点とする組織、スキピオは中心となりガイウスなどが支える組織、各自を取り巻く状況説明や戦略、行動原理などがわかりやすく描いてあったので良かった ・特に好きなところは? スキピオの成長とガイウスとの友人関係 ハンニバルに学ぶスキピオ、スキピオがハンニバルに寄りすぎて人間的なものを失うのではないかという時のガイウスからの一言などが良かった ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 昔から名前をよく聞くハンニバルとスキピオの話としても読んでもいいしお互いを取り巻くの組織構造や人間関係などを含めて楽しむのもいいと思う 違うマンガの話になるが平野耕太のドリフターズに登場するのもわかるしスキピオがちょっとボケ老人になったハンニバルのことを庇うのもよくわかる気がする
ハンニバルの名前は世界史の授業であったり、小説などで見聞きしたことはありましたが、主人公として描いた作品を読んだのははこのマンガが初めてでした。 後輩に勧められて購読したのですが、自分が知る機会の少ない時代の作品であり、レコメンドに感謝しました。 共和制のローマ時代の地中海を舞台に、精緻に描いた壮大な合戦。秋の夜長のお供に良いのではないでしょうか。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔途中まで読んだが完結していたを気づいたので読んだがむちゃくちゃ良かった。ハンニバルとスキピオの対比、ハンニバルを頂点とする組織、スキピオは中心となりガイウスなどが支える組織、各自を取り巻く状況説明や戦略、行動原理などがわかりやすく描いてあったので良かった ・特に好きなところは? スキピオの成長とガイウスとの友人関係 ハンニバルに学ぶスキピオ、スキピオがハンニバルに寄りすぎて人間的なものを失うのではないかという時のガイウスからの一言などが良かった ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 昔から名前をよく聞くハンニバルとスキピオの話としても読んでもいいしお互いを取り巻くの組織構造や人間関係などを含めて楽しむのもいいと思う 違うマンガの話になるが平野耕太のドリフターズに登場するのもわかるしスキピオがちょっとボケ老人になったハンニバルのことを庇うのもよくわかる気がする