あらすじ前代未聞の大殺戮劇は着々と進行していた。文化祭準備日の夜、愛人の生徒・美彌(みや)を屋上から突き落とした蓮実聖司(はすみ・せいじ)は、己の凶行をもみ消すため生徒40人の完全殺害を決意。猟銃を手に、教え子たちを容赦なく撃ち殺していく。一方で生徒たちも知略や腕力を駆使し、徐々に反撃の策を講じていく。貴志祐介の話題作を緻密な筆致で漫画化した漆黒のスクール・サイコホラー。稀代の怪物教師は誰にも止められない!
優秀・有能・イケメンな主人公の蓮実は学校の生徒・先生をコントロールし、学校全体を自分の庭ようにしようと日々画策しているが、少しずつ歯車がズレていき、次第にアンコントロールな部分が浮き彫りに よし、全部リセットしよう、とばかりに猟銃でクラス・生徒を皆殺しにするという、かなりクレイジーキラーっぷりを発揮 ホラーチックなサスペンス感や蓮実の心理描写などなど、小説原作ながらもしっかり描かれていて、ラストまで一気読みが止まらない作品だった すごく今更読んだ作品だし、マンガだけしか読んでいないが、これは原作も映画も面白そうだなぁと思った良作 ただ単にクレイジーなだけでなく、シリアルキラーとしての描写や虐殺に至るまでの過程の描写もしっかりと丁寧に描かれている作品なので、サスペンス物好きならオススメできる一品でした