※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。知略に長けた伊賀の忍者・半蔵正成は、後の家康、松平次郎三郎元信へ闇仕えするために駿府へ行けとの命を受けた。だがその仕える主君は今川の人質であるにもかかわらずのんびりしているように見えた。そんなとき、主君から男女の密事について眼のあたりに見せよと命じられ、村に火をつけて騒ぎにまぎれて目についた水姫を犯しだすが、そこに領内見廻りの担猿が…。
「新選組、諸事処方の第一方針は『怪しきは斬れ!』である! 隊規の厳命であるぞッ!」──沖田総司が、元・長州藩の蘭学者である深山蘭山と親しくしている。そんな情報が新選組に届いた。しかし深山は倒幕派と目されている人物。なぜ総司が倒幕派と!? 局長の芹沢らは総司を問い詰めるが……。──沖田総司の人物像を多面的に描いた必見の傑作時代劇!
大坂夏の陣も終わり、世は徳川が制するところとなったが、地方に残居する群雄たちの間では、まだ所領確保のための小競り合いは続いていた……。そんなある日、流浪の素浪人・ムサシは、仇と間違えて編笠の兵法者に斬りかかる男を見る。その兵法者こそが剣聖・宮本武蔵であった。男は武蔵からの教えにより、仇を討ち終える。その着眼点に感心するムサシは、領主の指令を盾に村人に狼藉を働く侍たちと剣を交えることに……! ムサシの往く道に待ち受けるものとは……? 小島剛夕がダイナミズム溢れる筆致で描く、剣客時代ロマン!
抜忍(ぬけにん)、それは忍びの世界において己の流派から脱する事である。忍びの一族は生涯、徹底的な秘密主義であり人里離れた土地で集落を形成し、外部との連絡を絶ち、内部の情報を決して外へと漏らす事を許さない。忍びに生まれた者は一生、己の流派から抜け出す事ができず、万が一、抜け出す事が出来ても常に命を狙われる事となる。本編に登場する三人はすべて抜忍である。忍びの掟は彼らの存在を決して許さず、組織の全てを駆使して抜忍を永遠に追い続けるのである。彼らの命が尽きるまで……。
突然リストラされた初老の元同心と元忍者が、奇妙な友情で結ばれ、不条理な世の中へ飛び出していく。二人は残りの人生を人間らしく生きられるのか!?
伊賀忍びの頭領の家に生まれた半蔵は、忍者としての才能を評価され若き家康の元に仕えることになった。争乱の世に生きる男たちを描いた一大戦国絵巻が今幕をあける!
無私の愛ゆえに、離れ離れになる二人――。武士を捨て、家を捨て、求め合いながらもさ迷うケイと可憐の青春大河ロマン!引き裂かれた婚約者・可憐を探して旅を続けるケイ。はたして二人に再会の日は訪れるのか――?
御様(おため)し御用を父から継いだ三代山田朝右衛門、通称首斬り朝!打首が行なわれる土壇場で様々な人間模様が繰り広げられる。
姓は腕下名は主丞―――将軍お唇役にして八代将軍の子その美貌と唇寒流の剣技の冴えで吉宗を守らんと刺客の前に立つ!
若き日の信玄・晴信は、家督の譲り受けを進言し、父・信虎から疎まれる。傍若無人な信虎に反感を持つ家臣たちに担がれた晴信は叛旗を翻すが…。「俺は虎だ!」「喰うか喰われるか(前編)」の2話を収録。
この物語は、無宿渡世のなかに青春を燃焼しつくし花と散った、ある若者の記録である……。貧農の子沢山の中、生まれた嬰児を間引く親に我慢ならず、捨て台詞と共に出奔した力造。上州までたどり着き、賭場を覗くが……? 滝沢解の迫力ある原作、小島剛夕のダイナミックな筆致が光る、アクション博徒ロマン活劇!
生れついたは追われる星の下! 流れ着いたは忘八稼業! 生きては地獄、死んでは地獄!! 「孝」「悌」「忠」「信」「義」「廉」「恥」の八つを忘れた外道・非情の世界。人斬り死能の鬼哭の剣に託して描きつくす黄金コンビ・小池一夫、小島剛夕の快心の傑作!!
2047年、全面核戦争によって地球上は荒廃し人類がほとんど死に絶えた中で、生き残ったひとにぎりの者たち……他人や肉親の屍肉を漁るのはもはや当然、それどころか生まれてきた子供までも喰らうための食糧として備蓄する彼ら……その浅ましさは、もはや人間とは呼べないもの、人の形をしたバケモノと成り果てていた。そんな中でただひとり、汚染をまぬがれた子供たちとともに懸命に生きようとする女がいた。その名は「愛」。カニバリズム、バイオレンス、エロティシズム。圧倒的な筆力で描かれる近未来社会譚。――愛と子供たちに救いはあるのか?
斬奸状……奸者を斬るについて、その趣意をしたためた檄文である。天に代わりて不義を討つを大義名分とするところから“天誅”とも称されるこのテロ行為が、江戸の歴史を通じて幕末、それも文久二(1862)年から翌3年に集中して起こったのは何故か……?激動の日本を憂国の鬼・桐原清司郎が炎となって駆け抜ける!!
親友の身代わりとして島流しの刑となった渡世人の男。しかし、親友の残酷な裏切りが判明した時から男の人生は変貌を遂げた。いまや仇敵となったかつての親友を殺すため、男は島抜けに参加する…。楊枝を咥えたその男、人呼んで“木枯し紋次郎”!
名作『子連れ狼』で男の物語を描いた小島剛夕のもう一つの顔……自らの本心と宿命の間で揺れるくの一の心中を、流麗な筆致と魂で抉り出す!時代に、そして宿命に翻弄される伊賀の女忍「おぼろ」。その儚くも美しい生き様とは――。
一族が斎藤道三によって滅ぼされた後、放浪の身となった明智光秀。諸国漂白の旅の中訪れた高山城で、光秀は城主の一人娘、明姫と恋に落ちる。しかし時は戦国、婚姻が政争の具であった時代。明姫は甲賀・和田家の友房との婚姻が決まっていたのだった…。小島剛夕の戦国ミステリーが40年の時を越え、ここに甦る!
三代将軍家光のお世継ぎ、長男竹千代が公儀隠密の根来忍者の一団に襲われた。何故に公儀隠密が将軍家お世継ぎを狙うのか?竹千代君の身辺を警護する豪剣士・石河刑部をはじめ七人の侍は、それぞれの得意技を駆使し襲いくる刺客団に立ち向かう。七人の侍と刺客団との凄絶な激突。原作・小池一夫、作画・小島剛夕の傑作アクション時代劇。
将軍に擬態し、江戸城で待ち受ける仇敵・間宮林蔵を、東郷重位は果して打ち倒すことが出来たのか?そして、大五郎の行く先は!?刺客の子・大五郎、正念場の第三部がいよいよ始まる――!!
将軍家や大名直参たちも見守る中、八丁河岸で行われた拝一刀(おがみいっとう)と柳生烈堂との果たし合い。壮絶な血戦は相討ちに終わり、人々は父の前に立ちつくす幼子・大五郎に哀れを感じながらも、誰ひとり遺体を葬ろうともせず去っていく。やがて、暗闇の中で力尽きて倒れた大五郎の前に、ひとりの武士が通りかかり…。父の屍体の側に立ちつくしていた大五郎が示現流始祖・東郷重位と出会い、再び歩き始めた――時代劇画史に残る名作『子連れ狼』新シリーズ!!