最低な人間って、ゲスとかクズの悪人もそうだけど、こういう最低も最低であることには違いないし、それの描き方がすげーと思いました。 後味の悪い読後感もあるのに、読んでよかったという気持ちもある。 これ毎週ヤンマガでギャルと恐竜描いてる人なんだよなと思うと余計にじわっとくる。
あえてなんか言うこともないけど、おもしろいしかわいいしいいよね。 ギャルかわいいし恐竜かわいい。先輩も友達も彼氏も大家さんもみんなかわいい。 ギャルって前向きで元気でコミュ力高くていいよな。自分なら恐竜相手でもコミュ障発揮しちゃうだろうなと悲しくなったりもしたけどギャルと恐竜読んだら癒されました。
陰キャも陽キャも漏れなくうわああああってなるポイントがある作品なのでは…?と思うのはわたしが陰キャだからなのでしょうか。陽キャの気持ちはわからないので。 と思ってしまうあたりスクールカーストの呪いから抜け出せてないですね。学生じゃなくなって10年以上経つというのに。 この作品の主人公は陰キャ男子・朝倉。いじめられているわけではないけれど、さりげなくでもあきらかに虐げられています。 そんな陰キャ男子・朝倉がスクールカースト上位の伊藤マユミと付き合うところからストーリーはどんどん展開していきます。 この伊藤マユミがなかなかのサイコパスで破壊衝動マシマシの強キャラでして、わたしはめちゃめちゃ好きなのです。 惡の華の佐和とかオナニーマスター黒沢の北原を明るくしてポップにして罪の意識丸ごと抜いて社会性プラスしたみたいな感じです。余計にヤバいやつです。 童貞を振りかざすな理論はまじで痺れた。 陰キャに寄り添うでもなく、陽キャを突き放すでもなく、それぞれの善悪や葛藤や苦悩を描いているので幅広く刺さる作品なのではないかと思います。 学校のクラスってほんとちっぽけな世界で、でもあの空間で起きることって人生に大きく影響するんですよね。とは言え、痛みも苦みも含めて青春だったなと過去にできると思うので。 今を生きましょうね。
かくれんぼしたまま20年が経ってしまったという、まあありがちな設定ですが・・。そこにはいろんな、物語があり、妙に心を揺さぶられます。そんな中迎える衝撃のラスト!これはグッドエンディング?それともバッドエンディング?いったい何エンディングになるんでしょうね………。
チャンピオンを開いたら森もり子先生の名前を見つけて驚きました。 優しい世界のほのぼのルームシェアを描くギャルと恐竜に対して、こちらはほんの少しだけシリアス空気が流れ作品がピリッとしたのが印象的でした。
クラスにおけるカーストをぶっ壊そうと、カースト最高層の女子、伊藤さんと付き合うことにした主人公、朝倉くん。 彼は何を隠そう、カースト最下層の男である。どうして彼が、彼女と付き合うことができたのか?もちろん、お互いに恋心があるからではない。伊藤さんにも、朝倉くんに通じる秘めた思いがあったのです。 それをきっかけに、人生イージーモードに見えていた最高層の彼らにも、上手くいかないことや悩みがたくさんあることも見えてきます。 陰キャが唐突にはじめたカースト崩壊計画は、本人の思惑を超えあらゆる人を巻き込み、予想外すぎる着地をします。 王道から外れまくっている、ひねくれ青春漫画が読みたければおすすめします。
ヤンマガでたまたま目にし度肝を抜かれ慌てて単行本を探して読みました。 非常にゆるい雰囲気で話は進みますが、作者なりのしっかりとした哲学が筋として通っていてなかなか味わい深い漫画になっています。 作者のトミムラコトさんの過去のエッセイ漫画などを読むと苦しい家庭環境や自己の性の問題に対して悩んだ時期のことなどが明るく、笑い話として語られており、そこで培った精神性が今作の中でも貫かれているように感じました。 何か大きな問題を乗り越えた若者がたどり着いた哲学が「これでいいのだ」だったのではないかと思います。(作者のバックボーンも赤塚先生の幼少期の頃の話を思い起こさせます。) また、登場人物たちを類型化せずにきちんと描こうという明確な意思が感じられ、その点も非常に素晴らしいクオリティで仕上がっています。
ヤングマガジンを読みながら、最初は「なんかゆるい漫画が始まったな〜」なんて思いながらふわ〜っと読んでいたのですが、気がついたらめちゃくちゃ楽しみになっていました。 登場人物がみんな優しくて癒されるし、人間社会に「恐竜」が紛れ込んで生活しているという異質な設定なのになぜかしっぽりと違和感なくハマっていて今までにない不思議な魅力がある漫画なのでめちゃくちゃおすすめです!
1話の「ジュラ紀から平成の間に生まれたヒト必読!」ってアオリすごい好き。 クッキーモンスターみたいな顔したスッとぼけた恐竜と、ノリが軽いギャルのテキトーなやり取りが面白く、やたら自然に文明の利器を使いこなす恐竜がじわじわくる、かわいい。 「日本人の9割が思い浮かべるであろう草食っぽい恐竜」と同じく「ざっくりしたギャルっぽいギャル」のハーモニーが面白い。 このマンガは、「ギャルも恐竜も絶滅した(しそう)」で、「みんなあんまり彼・彼女らのことを漠然としかしらない」という共通点があることに気づかせてくれる。 そして彼らはとってもかわいい。 DAYS NEOで2話まで読めるので、このゆる~い1人と1頭のやり取りを読んで笑ってください! https://daysneo.com/works/55cc12a00d920ddab811968d9a18b325.html
最低な人間って、ゲスとかクズの悪人もそうだけど、こういう最低も最低であることには違いないし、それの描き方がすげーと思いました。 後味の悪い読後感もあるのに、読んでよかったという気持ちもある。 これ毎週ヤンマガでギャルと恐竜描いてる人なんだよなと思うと余計にじわっとくる。