すでにmampukuさんがクチコミで書かれていたのを読んで納得いった。 福本のノリではあるもののやり過ぎ感が強く、なんでこのノリなんだろうと疑問に思ってたので。 不肖わたくしはドストエフスキーを読んでおらずわからなかったけど、文学をなぞるかのように行ったり来たりを楽しませてくれているものなのだなと。 どんどん歳を取る主人公、合わせて進んでいく時間、自分だけが変われず苦しんでいる!というように見せかけて希望が見える、かのように見せかけてまた戻される地獄。 これにもっとわかりやすい文字通りの意味が足されて福本作品たるや、が完成するのだろうと思うので最後まで読破しようと思う。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔読んだ時はもっと短かった気がしたが気のせいかな。妙に長く感じてしまった ・特に好きなところは? 途中のほぼ主人公が一条になってるところ。あと会社員としての遠藤の行動と考え方。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! これがなかったら今連載しているスピンオフなどはなかったんだなと考えるとやはりすごいマンガではあるのは確かだ
十数年ぶりにカイジを読んだ。当時とて当然感動したし面白かった。この間に数多くの漫画や書籍、映画やアニメに出会ってきて、精神的にも豊かになった。今読むとどうなるか? 勝負の勝ち負けも、ストーリーの結末も知っている。 だが面白い。 利根川の名言一つ一つが、熟成された旨味を伴って染み渡るのだ。カイジの小賢しさもここぞの度胸も、俯瞰して「観客」として楽しめる。 「金は命より重い」 当然ながら利根川は本心からそう思ったわけではあるまい。帝愛の企業理念やスローガンかもしれない。だが、間違いなくあの場あの空気に最もズシリと響いた言葉を選んだのだ。
前作は黒沢の死を予感させる衝撃的な最終回でしたが、なんと黒沢は生きていた!!8年も昏睡状態で!!というこれまたすごい始まり方。実際に前作から7年後の連載らしいので色々と時の流れを感じます。53歳の主人公ってすごい。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ カイジの沼編をほとんど忘れていたが、その辺はあんまり気にしないでも楽しめた。ちょっとカイジの沼編を読み返してみるか ・特に好きなところは? モモ太。なんか微妙にジャンガリアンハムスターの可愛さが出しきれていない感じの絵がたまらん。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 賭博破戒録カイジを読んでから読んだ方がより楽しめるとは思います
トネガワやハンチョウなどカイジシリーズのコミカルなスピンオフが評判を博している影響を強く感じさせる読み切り。特筆すべきは本作がカイジの正式な前日譚として福本先生自身によって描かれたということで、傑作というほどではないが肩の力を抜いて楽しめる佳作といえよう 外国人留学生のボンゴのキャラが抜けているようで鋭く、面白い。これ読み切りということだけどこの二人の話は単行本一巻分ぐらい読みたいなあ 「カイジ今日の散財」のフォーマットでもっとやれると思う(笑)
どれだけオイシイ商売なの、チンチロ。 養分たちにはできない、数ヶ月に一度の贅沢な24時間。 その地上生活、日々身を粉にして地上で働く我々も憧れてしまうほど、ゆったりとしている。 そんな休日を先週は過ごしただろうか? では今週は?! 昔、海外旅行前に読んだブログに、旅行費を滞在時間で割って、一分一秒の価値を考えて計画をたて、行動しろと書かれていたのだが。 班長は一分一秒でなく、一食一食に全力投球。 ゆったりとしているというのは、つまるところ班長の大槻が美味いものを食って帰るという、ただそれだけなのだけど、贅沢な時間の使い方に憧れを抱いてしまう。 有名作品のスピンオフで、変化球を楽しもうとしたら自分に当たって体にねじ込まれたような気持ちになった。 贅沢な時間の使い方を真似したい!
私は『天』が好きすぎて、このマンバでのクチコミなどを書く際にも何度名言やネタを引用したかわからないくらいです。 その『天』の東西決戦において、西代表の雀士として一際存在感を放っていた僧我三威を主人公に据えたスピンオフです。 『トネガワ』『ハンチョウ』『イチジョウ』などに連なる、コメディタッチを基調としながら部分的には感慨深いところもある内容となっています。 現代医療によって病から回復を果たし80歳を超えた僧我は老人ホームに入居して静かな余生を送ろうとするも、その老人ホームはボケ防止というお題目で麻雀やパチンコ・パチスロなどのギャンブルが横行し、「ペリカ」による経済活動が行われる安息とは程遠い場所でした。 赤木と僧我の最後の戦いを終えた後の余生がこうなることに若干複雑な想いはありますが、逆にあれだけ怪物然としていた人物が世俗に塗れる瞬間を描いているというところでの味があります。 老人ホームで暮らす主人公の作品もなかなかないので、そういう意味での面白さもあります。老人ホームに詳しくないですが、ジャージがゆるゆるなのは、あるあるなんでしょうか。 闘牌シーンもありますが、1回ツモって捨てるまでに何十秒もかかり、見せ牌のオンパレードな老人たちに、さまざまな玄人技を持つ僧我が負けるはずもなく。 ″僧我は深い森……… 漆黒の闇……… いないっ…! その闇を見通せるものなど… この老人ホームにはっ…!″ といった、原作を踏襲したナレーションには笑いを誘われます。 また、『ハンチョウ』でもコラボしていた雀魂を元にした雀天という麻雀ゲームアプリを遊び出すところでは、大槻や一条や利根川が美少女化されており笑います。 そうした笑える部分も良いのですが、余生という状況を振り返ったときや終わりの時を前にした人々の営みに、やがて誰にでも訪れる未来の一旦を垣間見れる瞬間もあり、何とも言えない感情に見舞われる部分があります。 『天』を読んでいない人でも楽しめるようになってはいると思いますが、読んどいたほうがいいですよ『天』は..!
俺が積もう、肘の高さまで…
福本は黒沢と一緒に燃え尽きたのだ 続編はもう知らん
すでにmampukuさんがクチコミで書かれていたのを読んで納得いった。 福本のノリではあるもののやり過ぎ感が強く、なんでこのノリなんだろうと疑問に思ってたので。 不肖わたくしはドストエフスキーを読んでおらずわからなかったけど、文学をなぞるかのように行ったり来たりを楽しませてくれているものなのだなと。 どんどん歳を取る主人公、合わせて進んでいく時間、自分だけが変われず苦しんでいる!というように見せかけて希望が見える、かのように見せかけてまた戻される地獄。 これにもっとわかりやすい文字通りの意味が足されて福本作品たるや、が完成するのだろうと思うので最後まで読破しようと思う。