へたれ男どもにはたまらなく沁みる男の背中を描く傑作。 何歳だって青春だ。 もうすぐ三十路のダメサラリーマンが、恋をして浮かれ、裏切られて奪われて絶望のどん底へ突き落とされ、ダサくても不格好ながら泥臭く何度だって立ち上がって、意志を貫く。 その姿を見て沸かない男はいるだろうか? 震えない男はいるだろうか? いや、いない!! 傷を負ってこそ男は輝くってもんだ! これを読まないといくつになっても大人になんてなれません!!
本気出し切ってないかもしれないけど「ルサンチマン」からは想像もできないストーリーと画力の上達(上からっぽくてすみません)。 あえてなのかわざとじゃないのかわからないけど生々しさが伝わってくるスピード感(早いとは言ってない)や、画角の意識などが明らかに変わった。 後半から最後の展開にかけてはここでも議論がされてた気がするけど、多くの人を惹きつけた作品なのは間違いない。 不謹慎かもしれないが、連載開始は2009年だったものの2011年にパンデミック(この場合「アウトブレイク」?)の恐ろしさを理解した我々日本人には本当に恐ろしくリアルにイメージができてしまうものとなり、後の展開ももしかしたらそれに配慮したところがあるかもしれない。 女子が○○○とか×××とかそういう花沢健吾節ももちろんあるんだけど、それがあるキャラは主要キャラの一部だけでもあり、あくまでガチサバイバルというか極限状態まで追い詰められた人類を描いたシリアスなストーリーがメイン。 名作と言って遜色ないと思うけど割と賛否両論みたいですね🤔
映画に比べて漫画のほうがおちゃらけシーンが多いのかな? これはこれで好き!というより原作なんだけど… 多分私みたいに映画から入った人は少し読みづらいんじゃないかな? 最初は私も少し読みづらかったな… でも読んでいく内に世界観に引き込まれるから楽しくなる。
「アイアムアヒーロー」の花沢健吾が、亡き父のことを描いたエッセイコミックの読切。 強烈な感情表現をせずに淡々と語っているのが印象的。しみじみと回顧しているけど、陰気にならないように工夫が凝らされており、人物を猫のようにデフォルメしている。やはりいい漫画を描く
よかった点 ・そこそこ長く続いていただけあって面白い 総評 ・あの終わり方にみんな納得しているのか? ・本編とはあんまり関係ない登場人物の漫画に対する意見はよかった。
※ネタバレを含むクチコミです。
導入があまりにも長いパニックホラー漫画。 一巻はほぼパニックホラーしてない。 暗い日常。と思いきや、そこからはノンストップで展開する怒涛のアクション。 セリフも少ないので漫喫で一気に読むのに特に向いてる。
いまや、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』も『アイアムアヒーロー』も映画化し、雑誌の看板漫画家になった花沢健吾のスペリオールでの新連載。 女子高生が海辺でたわいない会話をしているところからスタートする。 これが何の話かなかなか分からないまま進行するが・・。 タイトルは第一話目の演出のためか、表紙や目次にすら「新連載」としか出していない。 一話目を追っていくとハッとする風景描写でバンと出てくる。 新連載で雑誌の最後のページなんて聞いたことねーぞ、しかも花沢健吾でしょ?なんなの?と思っていたらコレだ。 電子ではたまにあるが、雑誌では個人的には初見な気がする。 でもおかげさまで、いつ来るんだろうと思ってほぼ全ページめくってしまった。 これもある意味雑誌の戦略なのかもしれない。 ヤンマガでの花沢健吾先生の新連載『アンダーニンジャ』と共に楽しみ。 『アンダーニンジャ』がどっちかというと日常に寄り添っているなら、こちらは少しハードめなSFかもしれない。
『アイアムアヒーロー』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が有名な花沢健吾だが、個人的には『ルサンチマン』が一番読むべき名作だと思っている。 2015年、町の印刷工場で働く主人公・拓郎、30歳が目前に迫りくるブサイクで、デブで、ハゲで、金もなく、童貞で・・と挙げればキリが無い情けないダメ男。誕生日についに現実の女を捨てVRギャルゲーに走るが、偶然にも手に取ったソフトは存在することすら怪しかった知る人ぞ知る都市伝説級のものだった・・。 実際に第一巻の発売が2004年で、約10年後の未来の姿として2015年を描いている今作。 現実の僕たちからしたら三年も前だがこれがなかなかにちょうどいい近未来感でたまらない。 過去に描かれた未来像って大好きなんですよね。 映画だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「her 世界でひとつの彼女」だったり漫画だと「ドラえもん」や「ぼくらのよあけ」だったり身近な部分を描く近未来SFものはだいたい好き。 あの未来に追いついた、追いつきたい、みたいな。 2004年当時はVRなんて想像だにしていなかったものが描かれているし、ゲームに合わせて全身で体感せきるようなボディスーツや、それに連動した電動のTENGAのようなものも出てきてワクワクするガジェット感! 今読めば普通にあるよねって感じだけどそれでもそこを描いた漫画はまだあまりないはず。 打ち切りだったこともあるだろうけど、壮大な内容ながら全4巻にぎゅっと詰まってるし、現実と仮想現実の対比、ゲームの中に引きこもる社会問題、恋愛模様などなどいろんな側面を描いている。 最終話も読者が好きなところをくすぐってくるけど、何もない、というのが最高。 現実、何かありそうで無いのがたまらなく現実でいいのだ。
よく分からないところがオモシロイ。
へたれ男どもにはたまらなく沁みる男の背中を描く傑作。 何歳だって青春だ。 もうすぐ三十路のダメサラリーマンが、恋をして浮かれ、裏切られて奪われて絶望のどん底へ突き落とされ、ダサくても不格好ながら泥臭く何度だって立ち上がって、意志を貫く。 その姿を見て沸かない男はいるだろうか? 震えない男はいるだろうか? いや、いない!! 傷を負ってこそ男は輝くってもんだ! これを読まないといくつになっても大人になんてなれません!!