まだ20話目くらいですが。 気の抜けた雰囲気のなかに緊張感漂っている感じ。今の所設定や伏線たくさんで、今後どう繋がっていくのか楽しみ。 キャラクター達がみんな一癖も二癖もあり、異質な世界観です。それだけだと変なマンガで終わりそうですが、アクションがピリッと入るのでその緩急が面白いです。 普通ならこの鉢合わせはバトル突入でしょってところで何事もなく流れたりとか、緩急そのもの。 まだ読んでない人、おすすめです。
単行本が発売された時は自分もうら若き乙女だったので「ふ〜ん」みたいな感じであまり刺さらずに手放しちゃったんですけど、今になってむちゃくちゃ後悔してます。それというのもこれに収録されてる『退屈な月』という短編を折に触れて思い出すからです。自殺しようと屋上を訪れた男の子が同じく自殺しようとしてる女の子に出会う話で、どういう話の流れかは忘れましたが「どうせ死ぬならセックスしよう」とやりまくるんですよね。そしてラストは「明日も会おう」ということになり、2人とも死ぬのをやめるという…。屋上から見える月も綺麗でなんとも形容しがたい甘い気持ちになる話なんだよな〜。それぞれの話の後に作者コメントもあってそれも読み返したいんですよね。電子で買い直しますか。
※ネタバレを含むクチコミです。
花沢健吾先生の作品だなと思える、情けないところやら、いやらしいところを、そのまま見せてくれる男主人公。 とてもリアルで等身大。 でも行動力はやっぱりマンガだからこうでないとね!と思えるほど、驚きの頑張りを見せてくれるて、かっこいい。 『アイアムアヒーロー』もそうだったけど、主人公がかっこ悪いけど、すごくかっこよく見えてくる見せ方をしてくれる。 とはいえ、第一話のような展開は、ルッキズム云々いわれそうだから、今はもう難しいのかもしれない。時代は変化する。 第一巻あらすじのハッピー感が逆に不穏に思えてしまうけど、遅咲きの青春、いいじゃないのさ。 がんばれ、タニシくん。 ちなみに、テレクラはまだあるのかなと調べたら、衰退して今はツーショットダイヤル(ダイヤルQ2)がメインになり、そこでのサービス名に「テレクラ」の文字が含まれるという、摩訶不思議なことになっていた。 ここでも時代の変化を感じてしまった。
男子がいない世界漫画他にもあった気はしますがこの描き方はリアル…。 朽ち果てた小便器が立ち並ぶ空き地を進んでいくシーンとか戦闘とか映画を見てるようで面白いです。 いるはずのない男という存在、話が動き始める……引き込まれます。
おもしろいから読んでみなよと言われたのが、2016年くらい。借りて読んだら、たしかにおもしろかった。設定に目新しさはないけれど。 そう、VRとかMRとか、身近にたくさん出始めた2016年頃だと、設定に目新しさはなかった。 しかし、他の方も書いているように、「ルサンチマン」は2004年にコミックス化した漫画。 2000年代半ばはまだ、VRゴーグルやヘッドギアなんて、普通に生活していたら出会わない。 発行年を知ったあと、「目新しさはない」だなんて大きな勘違いだったと知った。 それこそ映画「バーバレラ」をありきたりの設定詰め合わせのB級映画と思ってしまうくらい、わかっていなかった。 2004年当時に読んだ人たちは、もっと強い衝撃を受けたと思う。 いったいどうして、ヘッドギアをつけて部屋の中を動き回って遊べて、さらに専用グローブで仮想空間の女の子に触れるギャルゲーだなんて、あの頃描けたんだろう。 そして主人公は、団塊ジュニア世代の悲哀を感じるおじさん(でもまだ30歳になっていない)。 なんだか清潔感を感じない見た目。 人を馬鹿にしていても自分も同類。 生活が生活故に、漏れ出てしまう感情。 誰とでもないけど、既視感を覚えてしまうおじさん。 でも、このおじさん(今考えるとまだ若手)がかっこよく見えるときがあるのだから、花沢健吾先生の漫画は不思議だ。 「おもしろいよ」と勧めてもらったとおり、おもしろくて楽しめる漫画。 もし読まれる際は、これが2004年当時の漫画だと念頭に入れて読んでいただけたら、いろいろなシーンで、よりくすっとできると思う。
謎の感染症による平凡な日常の崩壊を描いたSFホラー漫画 みんな誰もしも、ヒーローになりたいと切実に思っているのに行動に移せない。 そんな気持ちに折り合いをつけられないまま大人になりました。主人公も僕もあなたも。 物語はゾンビです。ゾンビが出ない日常の「静」とゾンビが襲撃してくる「動」のシーンが絶妙。突然ゾンビが現れてビビるホラーゲームみたい
最初の方、主人公の日常を描いている部分で気持ち悪いと感じで読めない人も多いかも。女性なら特に。主人公を理解しようとしないで読んだ方がいいです。 で、主人公がどういう人なのかわかってきた辺りからゾンビが登場。 ゾンビなしの日常と、ゾンビが襲撃してくる躍動感あるシーンが絶妙です。漫画なんだけど映画を観ているようでした。 つまんないと思う人もたくさんいるかも知れません。でも奥の深い作品だと思います。
リアル世界の女性を諦めて、恋愛ゲームのキャラにのめりこんで仮想世界に引き込まれてしまう男の物語。全く共感できなくてある意味尊敬。 アンリアルとリアル、それぞれの住人の描き方がエロくて、エグくて…絶妙にイタい。 情けない主人公がどこまで落ちて行くのか、この先どうなってしまうんだろうかと、見守る気持ちで読みました。
現実世界では、どうしようもない中年が仮想世界にハマっていく話。 恐らく10年後の中年童貞はこの漫画と同じような事になります。 すごく引き込まれるし、内容も面白い、細かいプログラマーの描写とかも好きなんだけど、なんか怖い。 そうです。 この漫画のような世界が実際に迫ってきているから。。。。
まだ20話目くらいですが。 気の抜けた雰囲気のなかに緊張感漂っている感じ。今の所設定や伏線たくさんで、今後どう繋がっていくのか楽しみ。 キャラクター達がみんな一癖も二癖もあり、異質な世界観です。それだけだと変なマンガで終わりそうですが、アクションがピリッと入るのでその緩急が面白いです。 普通ならこの鉢合わせはバトル突入でしょってところで何事もなく流れたりとか、緩急そのもの。 まだ読んでない人、おすすめです。