独特の武士魂が育った薩摩藩島津家。家中には上級武士と下級武士の対立が根強くのこっていたが・・・その薩摩藩に徳川幕府より、濃尾治水工事の命令が下った。時代劇画の巨匠平田弘史が描く凄絶な大河ドラマ第1弾!!
「通し矢」とは!!京都・三十三間堂、全長120米の縁側を端から端まで、柱にも軒下にも当てずに矢を射とおす競技のことである。慶長十一年、浅岡平兵衛家政という豪腕無双のものによってはじめられたこの競技に、時の武家集はその威信をかけて、競り合っていたのである。通し矢日本一に命をかけた、一人の侍の壮絶なる人生!!
名将・北条氏康の重臣・清水康英は伊豆軍団の総大将。そして、その妻・寿は類い希なる怪力の持ち主だった。心優しく、頭の良い寿は領民たちにも慕われていて…。人生如何に生きるべきかを問う、強く優しく、戦国の世を生き抜いた武将の妻の物語!!
憤激!!感泣!!ひたすら思索…。 不世出の劇画家のもう一つの顔はモーレツオヤジ!凄絶な武士道と対をなす意外なお茶目ぶりに女性読者の人気も急騰か!? 真性怪作「おれたちは生き苦しいのだ」「平田弘史のギャグマンガ」を併録!! 『日本凄絶史』『血だるま剣法』の衝撃を凌ぐ問題作!「人生如何生きるべきか?」を追求した異色私マンガを核に、希代の天才の“もう一つの顔"にスポットを当てたいわば「裏代表作選」!表と裏、両者を読み込んではじめてわかる平田劇画グルーヴに酔いしれろ!
幕末から維新へ~急激に変わっていく時代のうねりの中、命がけで己の信念を貫き通した武士たちのひたむきな姿を描いた「堺事件」他、平田劇画の真髄が満を持して復刊!!幻の未収録作三本を追加!!巻末:平田弘史年譜・全作品リスト
遂に復刊成る! 1962年夏、大阪日の丸文庫から貸本店向け描き下しマンガ単行本として発行された「血だるま剣法」は、なぜ40年以上に渡り封印され続けたのか? マンガ史のみならず戦後の出版史を考えるうえで避けることのできない本作の意味を再検証。リメイク版「おのれらに告ぐ」併録。監修及び解説:呉智英。
幕末のテロリスト、恐怖の暗殺剣!──動乱の幕末期、開国派と対立する攘夷派から出現した凄腕の暗殺者。「人斬り」と呼ばれ、味方からも恐れられた鏡心明智流の使い手、岡田以蔵伝!
応仁の乱の以後、黒田家は乞食同然で流れ者となっていた。しかし、誰にも恨みを抱かせずに多くの人々を喜ばせながら、流浪の身からついに豪邸を手に入れる。下剋上の乱世を「三十六計」の策を用い生き抜く、智将・黒田官兵衛!!その生涯を描く、大河時代劇巨編!!
「最も影響を受けている漫画家は誰かと聞かれれば、私は平田弘史と答える」本宮ひろ志……初収録、選集未収録6本!初版限定:カラー40ページ完全再現!平田弘史の名を広く知らしめた68年作品を一挙収録!収録作品:「烈願記」「日陰者の死」「荷駄隊始末(原作・風早恵介)」「刃返斬法(原題「剣記 禄高返上」)」「刃返し斬法(オリジナル)」「反骨刃傷記」「喪根記」「武骨者」「武人鬼」◎エッセイ「平田ですが」「私も平田です」で始まった三十九年前のお話 平田弘史◎収録作品解説(編集部)◎解説 本宮ひろ志 オリジナル短編を中心に年代別にコンパイルした「平田弘史Chrolonogies」、第3弾をもって完結!通常より大増ページの全280ページ!おまけにカラーページ完全再現は初版のみ!原稿所在不明作品は不眠不休の偏狂的リマスタリング作業により、原本より画質ツーランクアップ!一本一本の描線にさえこだわった異常な編集にも震撼せよ!
「まったく古びていない、まさに日本的な美学。やっぱり天才ですね」池上遼一 1970~71年に発表された代表作に単行本未収録作(81年)をボーナス収録! 2色ページもそのまま再現、原稿の傷みにより今までの単行本で不鮮明となっていた箇所もデジタル修整により鮮やかに甦る! 平田弘史Chronologies第一弾! 六十年代後半~七十年代後半に発表されたオリジナル短編をコンパイル、原稿所在不明のため無念の単行本未収録となっていた作品も初出誌より執念のリマスター。各巻それぞれに怒濤のボーナス収録。再び燃え上がる時代劇画界の巨人に刮目せよ!
1971~75年に発表された代表作に74年の単行本未収録作「豪傑」をボーナス収録! 2色ページもそのまま再現、原稿の傷みにより今までの単行本で不鮮明となっていた箇所もデジタル修整により鮮やかに甦る! 収録作品…「吉田松陰」「介錯」「豪傑」「叛逆の家紋」「嘘(原作・古屋重生)」◎巻末インタビュー11P/インタビュアー:竹熊健太郎(編集家)◎収録作品解説(編集部) 平田弘史Chronologies第二弾! 六十年代後半~七十年代後半に発表されたオリジナル短編をコンパイル、原稿所在不明のため無念の単行本未収録となっていた作品も初出誌より執念のリマスター。各巻それぞれに怒濤のボーナス収録。再び燃え上がる時代劇画界の巨人に刮目せよ!
合戦中の「首代」手形と、その清算人との間で繰り広げられる命の遣り取り── その中で浮き彫りになる、極限まで突き詰められた人間の本性をご覧じろ!!
武士の魂を克明に描く、鬼才・平田弘史の短編集!!上意討ちを決行することになった勘兵衛。居合いの瞬間、彼の剣は空を切り、あろうことか仲間を斬り倒してしまう。上意討ちは成されたものの、同胞に問い詰められる勘兵衛。空振りの原因が自分の近眼だとは言えず誤魔化してしまうものの、それが大きな災厄の火種になろうとは!!(表題作:必生の殺戮)
寛永六年九月二十四日、駿河城内において城主徳川大納言忠長の面前で行われた真剣御前試合!史実に拠れば当日行われた十一組の試合において、二十二名の対戦者のうち十四名が敗北、または相打ちによって即死。生き残った者はわずかに六名だったという。凄惨な真剣勝負を描いた残虐血まみれ時代劇の金字塔!!第一部「駿河城御前試合」(第一話 被虐の受太刀)(第2話 破れたり不殺剣)(第三話 蝦蟇剣法)(第四話 風車十字打ち)(第五話 疾風陣幕突き)(第六話 身替り試合)(第7話 無惨ト伝流)(第八話 無惨執念剣)第二部「武士道無惨」(第一話 復讐の石牢)(第二話 眼を突く剣士)(第三話 邪淫許すまじ)第三部「戦国無惨」(第一話 鬼哭の城主)(第二話 悲運記)(第三話 無為の生涯)を収録。
劇画界の第一人者として一時代を築き、今なお熱いファンを持つ劇画家・平田弘史。「座頭市の歌が聞こえる」と「座頭市海を渡る」は劇画家として注目され、貸本マンガ界から雑誌まんが界に掲載され始めた頃の作品であり、1960年代後期に雑誌漫画界で起こる「劇画ブーム」の先陣となる記念すべき作品の一つである。劇画作家・平田弘史の傑作時代劇画「座頭市」が蘇る!
平田弘史の貸本期作品。1959(昭和34)年に発表された『邪剣破れたり』と『肉剣』を収録。若虎城松千代君の剣道指南役をめぐり、兄弟子そして師を斬った戸川源四郎。一方、二人の兄弟子に代わり指南役となった播間龍之進。居合抜刀術の源四郎と無想動殺流の龍之進。対峙する二人の勝負の行方は…(『邪剣破れたり』)。剣に生きる男たちの壮絶な生き様を描いた2作品。
平田弘史の貸本期作品。1960(昭和35)年に発表された『天下を斬る武士』と『ある日の剣豪』を収録。犬に襲われている子供を助けるため、奥田健一郎は犬を斬殺してしまう。その息子をかばい、父、多門は腹を切り自害する。「生類憐憫令」ならびに「殺生禁止令」という愚かな秕政が生んだ悲劇の物語(『天下を斬る武士』)。
平田弘史の貸本期作品。1961(昭和36)年に発表された『大和川の侍』と『武士と娘』を収録。城主の家に生まれながら、足の障害により家と断絶させられた大和川真介。育ての親である父が殺されたことをきっかけに復讐の鬼となり、やがて「蛇剣士」と恐れられる剣豪へと成長していくのだが…(『大和川の侍』)。
平田弘史の貸本期作品。1963(昭和38)~64(昭和39)年に発表された『闘魂』と『茶筅髪禁止令』を収録。その昔、京都三十三軒堂で行われた百二十メートル先まで矢を通す競技「通し矢」。尾州藩の足軽・星野勘左衛門は、「通し矢」に出場するため、故郷を捨てライバル紀州藩に渡る。「通し矢」に一生を懸けた男の執念の物語。
1960年代後半から始まった劇画ブームを担った平田弘史や小池一夫の伝説的作品と2000年代に描かれたネオ劇画の夢の競演! 掲載作品一覧------平田弘史「弓道士魂」(全1巻第1章より収録)、原作:小池一夫 作画:神田たけ志「御用牙」(第1巻第1話「坐禅ころがし」より収録)、原作:小池一夫 作画:桃尻三郎「飛び加藤」(第1巻第1話より収録)、とみ新蔵「鉄門海上人伝~愛朽つるとも~」(上巻1第1章より収録)、ケン月影「江戸おんな柔肌暦 其の一・熟れ頃快楽」(大江戸おんな乱れ舞・第1巻第1話「熟れ頃快楽」より収録)、作画:ふくしま政美 脚本:大西祥平&ヴァンブラン「竜剣 大菩薩峠」(第1第1巻より収録)
稀代の天才漫画家・平田弘史先生の傑作選が遂に電子化!!収録作品それがし乞食のあらず/叛逆の家紋/剣山/轡武士/豪傑/我れ枯るるとも/唐犬乱心/白虎隊/不承知槍
天文十五年(1546)――室町幕府の力が衰えた時代に元服した織田三郎信長は、抑えられない性欲に苦しんでいた。そんな折り、守役・平手政秀の計らいで、信長は斎藤道三の娘と結婚する事となる。私生活が充実し、軍備の充実など、精力的に活動する信長であったが、一族の中には彼を「うつけ者」として、家督相続を認めない動きもあった。誰も見た事がない信長……記念すべき第1巻!
平田弘史の貸本期作品。1961(昭和36)~62(昭和37)年に発表された『我が剣の握れる迄』と『刺客と少年』を収録。家族のために武士をやめ、商人の道を選んだ明智新十郎。だが、刀を手放したことで家老の怒りを買い、藩を追放に……。家族のために生きようとする新十郎の果てしない逃亡の旅がはじまろうとしていた……。
時代劇の鬼才、平田弘史の傑作短編集!!些細な揉め事で果し合いをすることになった直参旗本。腰抜け侍であった彼にはしかし、秘策があった。双子の弟は剣の達人。身代わりとして弟を決戦に向かわせ、事なきを得たが、弟の心中、憤懣やるかたなし。袂を別った後も兄の腰抜けぶりは変わらずじまい。武士の面子とはいかなるものぞ!?(表題作:日陰者の死)