劇画の巨匠・平田弘史の傑作短編集!!剣の道に生きる侍・信次郎が偶然見たものは、尊敬してやまない父が辻斬りを行った現場であった。帰宅後父に真意を問いただすものの、とぼけ通そうとする父。武人の鑑として生きる目標としてきた父の変貌に、息子らは家を出てしまう。しかし、父には心に秘めた、侍としての変えられぬ魂があった!!(表題作:無双奥儀太刀)
天文十五年(1546)――室町幕府の力が衰えた時代に元服した織田三郎信長は、抑えられない性欲に苦しんでいた。そんな折り、守役・平手政秀の計らいで、信長は斎藤道三の娘と結婚する事となる。私生活が充実し、軍備の充実など、精力的に活動する信長であったが、一族の中には彼を「うつけ者」として、家督相続を認めない動きもあった。誰も見た事がない信長……記念すべき第1巻!