堀江 卓(ほりえ たく、男性、1925年3月14日 - 2007年2月8日)は、日本の漫画家。山口県下関市出身。1956年から連載した『つばくろ頭巾』が人気となり、1957年から連載した『矢車剣之助』はテレビドラマ化されて代表作となった。他の代表作には、テレビドラマ化された『天馬天平』や、新東宝で映画化された『ハンマー・キット』などがある。
時は戦国…。天下の運命を決すると言われる大坂城の抜け穴の絵図面をめぐって、日本中の忍者が血なまぐさい闘争を繰り広げていた!! ………というテーマで、人気漫画家10人が競作!! 「冒険王」1964年新年特大号(1月号)から10月号にわたって掲載された伝説の連作を一冊に!!
火を噴く2丁拳銃!!アクション漫画の巨匠が描く硝煙煙る西部劇アドベンチャーの幕が開く!あらすじ家族の仇を探すガンキングは、いつしか正義の保安官として数々の陰謀事件を解決していく!本格派西部劇がここに復活!解説1960年から光文社の「少年」に連載された『ガンキング』は、アクション漫画の巨匠 堀江卓の西部劇漫画である。同時期に『矢車剣之助』や『天馬天平』を連載中であり、人気漫画家の一人としてペンを振るっていた頃の作品だ。堀江作品では時代劇やアクション作品とくらべると、西部劇作品はあまり目立たない。しかし本作は折からの西部劇ブームに加え、主人公ガンキングが保安官として西部のあちこちで陰謀を企む悪漢たちを退治していくという、作者が得意とする時代劇テイストが入り混じり人気を得た。今回は「少年」連載の全エピソードを収録し、[完全版]とした。殺陣のような撃ちあいが注目して頂きたい。
砂塵を蹴立てて白馬を駆る つばくろ頭巾の勇姿が蘇る!!「鞍馬天狗」や「怪傑黒頭巾」を髣髴とさせる名作時代劇待望の復刻!!囚われの身となった つばくろ頭巾は江戸を焼き払い天下を握ろうとする丸太組の野望を止める事ができるのか!?あらすじか弱き人々を守る つばくろ頭巾の新たな戦いは――。つばくろ頭巾は凶暴な山猿族とムカデ党から健之助少年を助ける。彼らは健之助が持つ刀の柄に仕込まれた密書を狙っているのだ。追っ手を振りきり首尾よく奉行所に柄を届けたものの、その柄が偽物だったため健之助は捕まり、つばくろ頭巾も役人に追われることになってしまう。捕らえられた健之助を救うため、本物の柄を求めて奔走するつばくろ頭巾。だがその前に山猿族、ムカデ党に加え、つばくろ頭巾に恨みを持つ凄腕の剣士と拳銃使いが現れて事態は混沌とした状況になり……?解説1957年 芳文社の「痛快ブック」で約3年に渡って連載された時代劇漫画『つばくろ頭巾』はアクション漫画の大家 堀江卓 初期の作品であり、初の長期連載作品である。堀江卓はデビュー当初一話完結の短編ばかり発表しており、本来『つばくろ頭巾』も57年「痛快ブック」2月号に掲載した剣豪漫画『飛燕一刀流』の登場人物の一人“つばくろ頭巾”にすぎなかった。だが読者の人気をよび、5月号から主役として『つばくろ頭巾』の連載が開始となる。今回は多くの時代劇漫画ファン、堀江ファンの要望にお応えして、既刊単行本 全八巻を復刻する運びとなった。堀江卓の代表作『矢車剣之助』『天馬天平』『赤い風車』にとって下敷きといえる作品で、後の作品にも見られる設定や描写はファンを大いに楽しませてくれるだろう!!
私立探偵 椎名五郎、人呼んでハンマー・キット見参!!アクション漫画の巨匠が描く波乱に満ちた探偵活劇!読み切り『秘密命令の巻』を収録あらすじ二つのルビーの指輪を巡り怪盗 月夜の鳥人、国際ギャング団ピューマ一味と争奪戦を繰り広げる名探偵 ハンマーキット!指輪にはキットのご先祖が命がけで守った秘密があるという……。果たして最後に指輪を手にするのは!?解説1958年から光文社の「少年」に連載された『ハンマーキット』は、冒険アクションの巨匠 堀江卓の代表作の一つであり、映画化もされた作品である。宝を狙う悪人と争奪戦を繰り広げるストーリーと主人公 キットの見せるアクロバチックなアクションが人気を博した。アクションのキモはキットの履くロケットぐつであり、これは磁石が仕込んであるため鉄の壁や天井を歩くことができ、またジェット噴射で空中を疾走する秘密兵器なのだ。このような魅力的なアイテムの存在も読者の支持を勝ち得た要因だろう。このアイデアは作者も面白く思ったのか、のちにスーパーシューズの『少年ハリケーン』としてリメイクしている。今回は2編の読みきりを収録し、初の[完全版]とした。古き良きアクション漫画の真髄を感じて欲しい。
驚愕の忍術+ガンファイト!!堀江卓 渾身の西部劇忍者アクションが初単行本化!!忍者が西部劇に乱入する!?あらすじ酋長は忍者でガンマン!?伊賀忍者との暗闘で一人生き残った甲賀小五郎はインディアンにいざなわれ、アメリカへ渡る。弾丸の飛び交う西部で自分のルーツを見い出した小五郎は、騎兵隊の攻撃を受けるゼミナール族の酋長“黒い野牛”になることを決意する……。
過酷な忍者同士のバトルロイヤル!堀江卓渾身の忍者漫画を初単行本化!!忍の世界へようこそ!あらすじばら撒かれた10枚の日向通行証!5枚集めた者は日向流忍法の極意が授けられるという――!日向への旅をしながら通行証をめぐり火花を散らす忍者たち!服部半蔵配下の忍者 紫電は勝ち残ることができるか!?解説『矢車剣之助』『つばくろ頭巾』をはじめ、数々の時代劇アクションを発表してきた堀江卓。今回はこれまで単行本化されなかった『忍者シデン』をはじめとする4つの時代劇漫画を収録した。『矢車剣之助』のような正義のヒーローとは一風異なる、ハードな忍者の暗闘に注目したい。
『姓は矢車、名は剣之助!』堀江卓の時代劇まんがの決定版がここに復活!!大岡越前守配下の少年剣士 剣之助が幕府転覆を狙う悪人と対決!あらすじ奉行所の同心が次々と突然死する怪事件が続発!事件現場に居合わせた剣之助は、嫌疑をかけられてしまう。はたして事件の真相は……!?解説1957年から光文社の「少年」で連載が開始された『矢車剣之助』は『つばくろ頭巾』『天馬天平』と並ぶ、堀江卓の時代劇作品の代表作である。名奉行 大岡越前守の密命のもと、黒覆面”夜の帝王”と化して事件の解決に臨む剣と銃の達人 矢車剣之助。そして剣之助を迎え撃つ奇抜な兵器や装束で暴れるケレン味たっぷりの悪人たち――と時代劇らしからぬアクションが大人気を博し、本作は57年に映画化、59年にはテレビドラマ化された。ドラマ版は後の男性アイドルグループの元祖”スリーファンキーズ”の一人 手塚茂夫が剣之助役だったことでも有名だ。本作の派手なアクションは、堀江作品の特色であり、後年の時代劇作品のみならず、『ハンマーキット』や『ガンキング』といった作品も連想させるだろう。今回は「少年」連載の全エピソードを収録し、”疾風編”迅雷編”と全6巻を二部構成とした。躍動感溢れる剣之助の活躍に乞うご期待!!
徳川幕府転覆を企てる、土佐の仙波岩石一味の秘密を探る隠密・二見十蔵は、一味に襲われ危機一髪のところを、天下の風来坊・天馬天平に助けられる。天平に助けられた十蔵は、土佐のからす山には燃える水があり、その場所を記した地図を将軍に渡すまで、自分を守ってほしいと頼むが…。
昭和初期。不景気のドン底にあえぐ日本は、ファシズムに奔る軍部、疲弊する農村、不安におののく民衆の刹那的享楽… など、負の因子をはらむ嵐が吹き荒れていた。そして軍国主義一色に染まっていった日本。太平洋戦争へと突き進んで行く暗黒の昭和前期に生きた男女の青春群像を描いた、ドキュメンタリータッチ作品。
常に火山の噴火や大地震の危機にさらされている火山国・日本。死者10万人以上、行方不明4万5千人を数えた、大正12年9月1日に起きた、相模湾を震源地とした関東大震災。大正3年の大噴火で死者58人を出し、対岸にある鹿児島市を恐怖のどん底に陥れた桜島…。かつて日本を襲った大災害の数々を題材に描く、狂気と錯乱と悲劇の劇画コミック。