自宅で死にたいと考えたことなかったけど、この漫画を読んで人生の最後の選択としてそれを決めた人々の気持ちが分かった。今週は、迷惑をかけたくないから長生きしたくない若者たちが多いことに在宅医療を受けている90歳の患者が「生きていると必ず誰かに迷惑をかけるんだ自分一人で生きていると思ってはいけない」と言ったのに対して、看取り医師の天道先生が「優しさゆえに悩む若い人たちに長生きも悪くないってことを見せてあげましょう」と力強く穏やかに答えたのがよかった。いつも先生の人柄が素晴らしいんだよな。
臨終の場に自宅を選んだ患者のための在宅診療所の医師が主人公のマンガです。若くしてガンにおかされてしまった患者さんや、あるいは年配ながら喧嘩の絶えない息子との二人暮らしの家庭での在宅医療患者さんなど、もともと重たいテーマですが生きている人間事情や人生が加わって血の通った重さのあるマンガです。主人公の天道陽が看取りの医師になった経緯も1巻では語られています。 重たいテーマながら読後感は悪くありません。特に1巻では「クソババア」と言いすてる息子のシーンは感動しました。表面的ではなく患者が最期の瞬間を慣れ親しんだ家を選んだという意味ときちんと向き合っている天道陽がとても良いです。これからも楽しみなマンガです。
毛利甚八さん死去 「家栽の人」漫画原作者 http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/23/kasai-no-hito-passed-away_n_8634336.html なんとね…。
自宅で死にたいと考えたことなかったけど、この漫画を読んで人生の最後の選択としてそれを決めた人々の気持ちが分かった。今週は、迷惑をかけたくないから長生きしたくない若者たちが多いことに在宅医療を受けている90歳の患者が「生きていると必ず誰かに迷惑をかけるんだ自分一人で生きていると思ってはいけない」と言ったのに対して、看取り医師の天道先生が「優しさゆえに悩む若い人たちに長生きも悪くないってことを見せてあげましょう」と力強く穏やかに答えたのがよかった。いつも先生の人柄が素晴らしいんだよな。