なんとなく1巻読んだら想像以上に面白かった。1970年代の東京が舞台で、ストーリーに直接関係ない街並みとか家屋とかゴーゴー喫茶とかもかなり見応えがある。 ある高校に3年進級時にワルばっかりを集めたクラス作る計画があり、その担任候補として体育会系マッチョな男性教師、弱そうな文系男性教師、美人女教師の新任3人が集められ現在2年のワルたちの指導にあたり担任の座を争う……という話。 氷室の高校生離れした悪のカリスマぶりがすごくておもしろい。 教師に「メロメロ」にされたあと誰の手も借りず這いずってその場を去り、代わりに自分の得意分野の剣道でボコボコにして腕を折り、女教師に薬は盛るけどヤクザには売らず、ヤクザの目をナイフで切って失明させるとかまだ1巻なのにキャラが濃すぎる。 美人教師の美貌を表現するのに浅丘ルリ子が引き合いに出されていたのにビビった。あと「あっとおどろくためごろう」も。マジで当時は使われてたんだなこのギャグ。
※ネタバレを含むクチコミです。
影丸譲也氏がこの「カミカゼ」の様な戦争を扱った作品を残していたとは知らなかったので、早速読ませて貰いました。安保闘争で機動隊と学生が一触即発状態の真っ只中に割って入った男(旧海軍戦闘機乗り牧飛曹長)の死に際の回想から、カミカゼ特攻の現場へ話は移ります。終戦までの特攻隊員の苦悩を描きながら、最期は宇垣纏海軍中将の行った、玉音放送後の特攻をモチーフにしたエピソードでカミカゼを締め括り、現代日本への警鐘を鳴らしながら一巻の終わりとなります。混乱していたあの頃の我が国全体に「カミカゼ」という言葉でもう一度原点に返れと促した様にも考えられる秀作です。
1980年代の野球界がベースになっていると思われる劇画でスポーツ記者を中心に話が進んでいく。 身売りに出された球団を鉄道事業を行なっている会社が買収し球団経営に乗り出したり、新聞事業を行なっている会社がオーナーの「球界の盟主」と言われている球団があったりと、なんとなくわかりやすい内容になっている。球団のオーナー同士に確執や、ドラフトで色々あり米国への野球留学をしたピッチャーの存在などもありすごい楽しめた。 俺の好きな牛次郎/影丸譲也なので安心感はあったし、あらすじに書いている通りのプロ野球を「球団経営」という視点から描いた異色作だと思う。 ただ急な終わり方をしているのが残念だった
良かった点 ・むちゃくちゃ内容に時代を感じる 総評 ・絵の印象から空手バカ一代 芦原編っぽく見えてしまう ・この「カミカゼ」はほるぷ平和漫画シリーズにも収録されていたな
つのだじろう/影丸譲也版両方とも楽しく読めた。 つのだじろうの方は空手道を追求、影丸譲也の方は格闘漫画を前面に出している感じ。片マユゲ剃り、剣道三倍段、自然石割りなどのネタの宝庫でもあり、格闘漫画好きとしては避けては通れない傑作だと思う。 一番好きなエピソードは、山籠り終了後街に降りて来たときに、電柱を殴って、電線に止まっていた鳥がおちて「強くなった」と実感するシーン 虚実が入り混じりつつも、実際にあったことように原作をかける梶原一騎は偉大だ
なんとなく1巻読んだら想像以上に面白かった。1970年代の東京が舞台で、ストーリーに直接関係ない街並みとか家屋とかゴーゴー喫茶とかもかなり見応えがある。 ある高校に3年進級時にワルばっかりを集めたクラス作る計画があり、その担任候補として体育会系マッチョな男性教師、弱そうな文系男性教師、美人女教師の新任3人が集められ現在2年のワルたちの指導にあたり担任の座を争う……という話。 氷室の高校生離れした悪のカリスマぶりがすごくておもしろい。 教師に「メロメロ」にされたあと誰の手も借りず這いずってその場を去り、代わりに自分の得意分野の剣道でボコボコにして腕を折り、女教師に薬は盛るけどヤクザには売らず、ヤクザの目をナイフで切って失明させるとかまだ1巻なのにキャラが濃すぎる。 美人教師の美貌を表現するのに浅丘ルリ子が引き合いに出されていたのにビビった。あと「あっとおどろくためごろう」も。マジで当時は使われてたんだなこのギャグ。