サンデーうぇぶりの感想・レビュー304件<<910111213>>これは是非単行本で読んでほしい作品リサの食べられない食卓 黒郷ほとりsogor25表紙に描かれている主人公・リサはお嬢様。彼女が住み込みで働く男・冬真のためにオムライスを作るが、それがどう見ても真っ黒。どうやら味見もしてないらしい。当然の如くクソ不味いわけだが、彼女はそんなことお構いなしに「今度は私の番」と冬真の首筋に噛みつき血を啜る。 そう、彼女は吸血鬼。だから『リサの"食べられない"食卓』なのである。 …というのが、冒頭10ページの内容。試し読みで1話を読んだ私は「なるほど、料理の味が分からない吸血鬼のお嬢様と彼女に捕まってしまった男とのメシマズ料理コメディなんだな」と察知する。 しかし、単行本を購入して2話以降を読み進めると、どうも様相が変わってくる。リサは吸血鬼であり、料理が下手。そのベースは変わらないのだが、話はどんどん予想外の方向に転がってゆく。そして1巻の最後になると、話は思ってもみないところに着地を決める。 ただ、それまでの過程で紆余曲折があったために予想を超えているように見えたけど、改めて1話を読み返してみると実は1話のオチから大きくは離れてない着地点に辿り着いていたことに気付かされる。 少なくとも1話の試し読みからは想像できない作品になっているのは間違いないので、試し読みで気になったひともそうでない人も、是非この1巻通しての展開のダイナミズムを感じてみてほしい。 1巻まで読了。スタイリッシュ高画力フェチ満載百合吸血鬼マンガヴァンピアーズ アキリ兎来栄寿『ストレッチ』のアキリさんの新作ということで否が応でも期待感の高かった本作。 表紙からも解る通り、今回も百合味たっぷりの物語を楽しめます。そして、元々高かった画力が更に洗練されており絵を眺めているだけで幸福感を覚えるマンガです。 等身大な14歳女子中学生の性格にとても好感を持てる主人公・一花。そして彼女の下に突然現れた、白皙の美少年のような美しすぎる吸血鬼の少女。 設定だけ見れば取り立てて珍しいものはないのですが、表情・テンポ・些細な言動やそのリアクションにアキリさんの持ち味が最大限に発揮されていて、読んでいて小気味良いです。 それにしても生え際から僅かに生える髪や頸、艶めく唇など随所にフェチズムを感じずにはいられません。素晴らしいです。最近のコナンは殺人事件をゲーム感覚で楽しんでるよな名探偵コナン 青山剛昌名無し人が死んでるというのに… いつからこんな子になっちゃったんだろう究極の理想の暮らしがここにあるねこと私とドイッチュラント ながらりょうこnyaeおっとり系女子のトーコちゃん(おそらく作家かライター)は日本からドイツに移り住んでまだ間もない。 相棒は、人間と同じように2本足で歩きおしゃべりする猫、むぎくん。 日本との違いを楽しみながら、食事や遊びを工夫して暮らす様子がエッセイ風にほのぼの描かれてます。食いしん坊のむぎくんのためにドイツならではの食材を使っておやつやごはんを工夫して手作りしたり、おにぎりを握ってピクニックしたり、青空市へ行ってチーズや野菜、パンを買ったり、クリスマスマーケットへ行ったり、ほとんどの店が閉まる年末年始をゆっくり過ごしたり… こんな生き方ができたら死んでもいい(いや生きる)というほどに理想的な暮らしがそこにありました。 一人ぼっちだとたぶん心細い。人間のパートナーだとよほど気の合う相手じゃないと無理。 だからむぎくんの、動物なんだけどコミュニケーションがとれる、だけどお金を稼げないから自分が養ってあげないといけないという、パートナーとペットの間くらいの関係性がベスト。 はぁ、現実逃避………可愛いあの子が情熱を注いでいるのは…あそこではたらくムスブさん モリタイシnyae湘南ゴム工業株式会社に勤める主人公の砂上(さがみ)くんが異動したのは、総合開発部の営業企画室。 彼は研究・開発担当の近藤結(こんどうむすぶ)という女性に片思いをしてます。 そんな彼女は日々真面目に「コンドーム」に向き合い、研究をしているのでした。 ムスブさんとどうにか親しくなりたい砂上くんですが、相手もいないのに結さんから試作品を手渡され、感想を求めてられてしまいます。 結さんは、厳しいお父さんの影響で自宅から片道3時間かけて通っており飲み会にもほとんど出席できないので、じっくりお話することもままならない。 コンドームを可愛い女の子が作っている、というだけだといやらしい印象になりがちですが、あくまで彼女は研究者として、使用する人(特に女性)の気持ちを一番に考えて一生懸命です。 そんな彼女に応えるように、砂上くんも少しづつ才能を開花していきます。 しっかり取材して描かれているのがわかるので、コンドームの知識も身につくし、面白いです。 まだ2人の距離は遠いですが、だんだん結さんも砂上くんに興味が出てきている感じがします。ただ、仮に思いが通じ合ったとしても「厳しいお父さん」というハードル絶対立ちはだかるじゃんという。 1巻のあとがきで、ラジエーションハウスとの掛け持ちがつらいという話があって、無理しないでください…と思いつつ続きは早く読みたい。笑舞妓さんとまかない食べたい舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無したまたま読んだ話が舞妓さんがお客さんにご飯を注文してもらう回。 お腹が空いても動き回らねばならないお仕事。 食べたい時にご飯食べれないのね… 大変そうだけど漫画の世界の舞妓さんは頑張り屋で屁理屈一個漏らさない。 癒されるし、そんな舞妓さんが飯食ってる様を見るだけで多幸感に包まれますサンデーっぽい古見さんは、コミュ症です。 小田智仁 オダトモヒト大トロこういう普通の日常系の漫画って最近少ない気がします。 高校生がわちゃわちゃする話が好きなので、この漫画は本当に好きです。 異端の探偵ゼノが“ 殺人密室”に挑む本格推理マンガ探偵ゼノと7つの殺人密室 七月鏡一 杉山鉄兵マンバ【掲載誌】 週刊少年サンデー2018年1号(2017年11月29日発売)より連載開始 【代表作】 『ARMS』七月鏡一/皆川亮二 『ジーザス』七月鏡一/藤原芳秀 【公式ページなど】 七月鏡一Twitter https://twitter.com/july_mirror 七月鏡一のプライベートサイト 酒場「雁の巣」http://www006.upp.so-net.ne.jp/Nanatsuki/ 全8巻イッキ読み。ヒメゴト~十九歳の制服~ 峰浪りょう名無し「男キャラ」の呪いから逃げられないヨシキの、救世主になりそうな女装男子の佳人と、佳人同様「若さと美しさの期限」に異様に執着する未果子による、グチャグチャににごちゃごちゃな複雑すぎる三角関係! にもかかわらず、読んでて全然イライラしない不思議。 若さゆえの、実態のない不安や焦燥感がつきまとう重くて暗い空気と、欲望のままにやりたい事やってる開放的で明るい空気のバランスがものすごく良い。あれ?面白いじゃん…!名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム) 新井隆広 青山剛昌名無しなんとなく抵抗があってスピンオフ作品は読まない自分だったのですが、読んでみたら面白い…! 読者がみたいであろう部分が漫画になってて補完的に面白買ったです! 安室さんが原作ではバリバリかっこいい感じなのに、こちらでは犬を助けたりして穏やか、隙がある感じ。 探偵的な蘊蓄も会話の中で出てくるのでへぇ〜と思って読みました。 人気な理由がわかりました。バカバカしいでも、切実保安官エヴァンスの嘘 栗山ミヅキ名無し一流のガンマンだけど、中身は中高生。モテたいけど、ちょっとこじらせてて色々とスマートにやろうとして上手くいかないタイプ。 エヴァンスがガンマンとしては本当に優秀ながポイント高い。ヒロインのオークレイが可愛いけど、色気がないを両立できているのは地味にすごいと思う。ほわんとする舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無し読むとお腹がすく、というよりほわーとなる。もう少しいうとなんとなくゆっくり流れていく時間は尊いのだなという気持ちになる。2018年最も幸せになってほしいカップル死神坊ちゃんと黒メイド 井上小春 イノウエ天沢聖司 ヒロイン以上に主人公がかわいくて、主人公以上にヒロインが攻め攻めでたまらない。主人公の坊ちゃんは、生き物に触れると命を奪ってしまうという魔女の呪いをかけられ、家族と離れ1人で暮らしている。 坊ちゃんは気が弱いくせに、大好きなアリスに対してサラッと自分の気持ちを伝えることのできるジェントルなのが最高に素敵。 一方でアリスはおっぱいが大きくてかわいいメイドさんで、決して自分に触れることの出来ない坊ちゃんに対してかなり大胆なセクハラをしかける小悪魔系女子で、そのセクシーな振る舞いの陰に坊ちゃんへの純粋な恋心と敬意があるのがいじらしい…! 2人の心の距離が近づけば近づくほど、2人は手を繋ぐことすらできない事実が読んでいてひたすら辛い。まるでシザーハンズのよう…。けどその切なさを2人の周りにいる愉快な同僚と妹が吹き飛ばしてくれるので安心して読んでください! 画風については、頻繁に出てくる坊ちゃんのデフォルメされた顔がバチクソかわいくて、アリスはお色気たっぷりなのに決して下品ではなく、アリスの着ているゴシックなドレスも毎回かわいくて、太めのアウトラインと少年漫画らしいコマ割りが大変読みやすい。 いずれ本誌に移籍しても全く不思議じゃないし、むしろなんで移籍しないんだというレベルのウェブ連載作品。ぜひコミックを買ってキュンキュンしてください…! (画像は1巻2話より。絶対に触ってはいけない美人メイド24時。心臓ちぎれそうなぼっちゃんかわいい)とてもおもしろい今際の国のアリス 麻生羽呂キッターとてもおもしろかったです。 絵がきれいでした。ずっと読んでいたくなる名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム) 新井隆広 青山剛昌大トロポアロでの安室さんたまらないですね。 本当にタイトルのまま日常系です。結構ニマニマしてしまう結婚ラブコメトニカクカワイイ 畑健二郎starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『ハヤテのごとく!』畑健二郎先生の最新作。 「星空」と書いて「ナサ」と読む、全国模試1位で勉強ができる主人公がある雪の日に出会った謎の美少女・司に一目惚れしその場で告白するが、結果、返ってきたのは「結婚してくれたら、付き合ってあげる」だった。それから数年、彼女は探してもどこにも見つからず、学校も辞め仕事ばっかりするナサが18歳になったとき、彼女は家に訪れる。 運命的な出会いと結婚から始まるラブコメディというなかなか見ない形だ。 現代で圧倒的に多いのは恋愛結婚。 出会って、関係性を築いて、分かり合い、結婚する。 しかし、かつてはお見合い結婚が主流だった。 まず結婚し、お互い徐々に距離を縮め合う。 『トニカクカワイイ』はこれの合わせ技だ。 恋愛結婚の方が離婚率は高いらしい。 その理由としては、恋愛結婚だとまず好きになったらいいところしか見えない状態からスタートし、結婚しダメなところも露呈していきどんどん幻滅し印象はマイナスになっていく。 お見合い結婚だと、半ば強制的な結婚なので悪いところがあっても諦められるし、いいところがあればむしろラッキーで加点式だから基本的にプラスになっていくらしい。 となれば、この出会いは、きっといいとこどりに違いない。 運命的な出会いで一目惚れで恋をして、即結婚。 個人情報すら分からない探り探りの状態からの結婚と恋愛の同時スタート。 ダメなところがあれば愛おしいし、いいところがあれば超ラッキーだ。 超加点方式、ずっとボーナスタイム。 そんな二人が見つ合って顔を赤らめている様子はたまらなくニマニマしてしまうのだ。 それだけだと少し物足りなく感じてしまうかもしれないが、1話目からどうやら司ちゃんが普通の人間じゃない様子が描かれる。 それがいい。 でも、主人公のナサは恋は盲目状態なので気づいていない。 司ちゃんの見た目にそぐわず大人っぽい様子、よく画面に入り込む月、言葉遣い、知恵。 そういうことなのかなー。と思いを巡らせている隙をついてイチャイチャしてくるのでニマニマしてしまう。 伏線や裏設定らしきものを小出しにしてくるのでそれも楽しみだし、二人の生活が上手くいってくれと願ってもしまうし、それとは関係なくいろんな引き出しから小ネタを放り込んでくるので楽しい。 今後もゆったり構えて読んでいこうと思う。朝ごはんが食べたくなる味噌汁でカンパイ! 笹乃さいバーニー読んでるととにかくお腹が空く。。 お味噌汁のレシピも試してみたくなるものがいっぱい載ってるし、八重が気になる善とそれに気づかない無邪気な八重がかわいい〜 もっと流行ってほしいマンガ!3つの顔を持つ男のオシャレな日常名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム) 新井隆広 青山剛昌mampuku映画まだ見てないので、「お前こんなかっこいいキャラだったんかお前」って感じではありますが、料理上手でウィットに富んでいてよく気が付くデキる男な部分だけをうんと凝縮したようなスピンオフになっています。 「ゼロの執行人」見た人がこぞって安室透抱いて!みたいなこと言ってるのでさすがに気になってきて今度見てこようかと…えろいヒメゴト~十九歳の制服~ 峰浪りょうやむちゃ※ネタバレを含むクチコミです。受験って大変だな二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 高瀬志帆名無し巷でも既に話題の本作。 田舎育ちの自分には、最初全くピンと こない中学受験の話題だったが、読み進めていくうちに、子ども側にも親側にも共感していく。 ドラゴン桜を読んだ時の感覚に近く、なるほどなあと思うことも多い。 まだまだ1巻なので、今後の展開がきになるところ。 実際に街で忙しそうに塾に通う小学生を見ると、都会の家庭はコレがリアルなんだなと実感する。名言多い!今際の国のアリス 麻生羽呂まゆきセリフがいちいちきおくにのこる。 つい言ってしまうwこのブームはいつまで続くのか名探偵コナン 犯人の犯沢さん 青山剛昌 かんばまゆこmampuku 最近流行りの悪ふざけ系スピンオフですね。トネガワとハンチョウがあまりに大成功したんで後追い的に見られてしまいがちですが、原作が国民的人気作ということもあって話題性は抜群です。あとトネガワより先に「北斗の拳 イチゴ味」とかもありましたからね。 これも金田一のやつと同様SNSや5chなどでバズらせることをある程度意識してか、大ゴマを使ったパワーワード押しです。 「事故物件、みんなで住めば怖くない。」 「住所変更です」 etc. あとよく考えたら米花町的にあたりまえなんですが、他の黒タイツ(犯林)が登場したときはちょっと卑怯な面白さでしたね。絵面が黒すぎるw犯林が黒タイツのまま逮捕&連行されてたのはさすがにシュールでした。またよみたくなる今際の国のアリス 麻生羽呂名無し1回読み切っただけじゃ物足りない、読み返したくなる面白さ。名言が多い今際の国のアリス 麻生羽呂名無しマンガ中に出てくるキャラのセリフをしょっちゅう思い出す良いマンガ。 ぜひ有名になってほしい<<910111213>>
表紙に描かれている主人公・リサはお嬢様。彼女が住み込みで働く男・冬真のためにオムライスを作るが、それがどう見ても真っ黒。どうやら味見もしてないらしい。当然の如くクソ不味いわけだが、彼女はそんなことお構いなしに「今度は私の番」と冬真の首筋に噛みつき血を啜る。 そう、彼女は吸血鬼。だから『リサの"食べられない"食卓』なのである。 …というのが、冒頭10ページの内容。試し読みで1話を読んだ私は「なるほど、料理の味が分からない吸血鬼のお嬢様と彼女に捕まってしまった男とのメシマズ料理コメディなんだな」と察知する。 しかし、単行本を購入して2話以降を読み進めると、どうも様相が変わってくる。リサは吸血鬼であり、料理が下手。そのベースは変わらないのだが、話はどんどん予想外の方向に転がってゆく。そして1巻の最後になると、話は思ってもみないところに着地を決める。 ただ、それまでの過程で紆余曲折があったために予想を超えているように見えたけど、改めて1話を読み返してみると実は1話のオチから大きくは離れてない着地点に辿り着いていたことに気付かされる。 少なくとも1話の試し読みからは想像できない作品になっているのは間違いないので、試し読みで気になったひともそうでない人も、是非この1巻通しての展開のダイナミズムを感じてみてほしい。 1巻まで読了。