送ってきた人生や年齢によって読まれ方が変わってきそうな人情コメディ漫画
アイディタロッド犬ぞりレースの漫画
週刊少年マガジンで短期集中連載された犬ぞりレースの漫画 過酷な呼ばれるレースといわれるアラスカ州での犬ぞりレースが舞台で、犬との信頼関係とかがちゃんと書かれていて面白い。 俺はスティーブ派かな
少年ラケット×世界卓球コラボ読み切り
今週発売のチャンピオン2017年no.26に世界卓球とコラボした漫画が掲載されてた スピン0.99ってことで、少年ラケットの前日譚って位置付けのようだ センターカラーの扉絵が日本代表ユニフォーム姿で夢があるいいコラボ
前半と後半の感じが全く違うが両方ともいい
最初は主人公の岩次郎が女を見ては「やらせろ」って言って失敗する話だが、 後半はいい話路線になる。 毒薬仁よりかは救いはあるけどモテない男の叫びを書かせたら、ジョージ秋山以上にかける人はいるのか?
化け猫ハートフルストーリー
主人公の白湯子が会社に行ったら菱川さんの席に成人男性大の猫が座ってたっていうところから始まっていくんですが、この猫が菱川さんに化けていた化け猫のゲバラです。 白湯子だけがゲバラの変身を見破れるらしく、他の人は普通に菱川さんとして見えているんだけど猫アレルギーの人がくしゃみが止まらなくなっていたりして、そこらへんは猫を隠せないみたい。 どの話も人間社会に隠れ住んでいる妖怪たちとの交流?が描かれていて、妖怪の純粋さとかに気づかされることがある、みたいな話。特に1話目のゲバラとの話がそういう感じだった。 3話構成で、1話目と3話目がほっこり、2話目がちょっと悲しいけど一番好き。
『MUSICA NOSTRA』#46 大友克洋 グランドジャンプ 2017年vol.12
さまざまな漫画家が、音楽に関するコトを思い思いに描く、2ページの漫画コラム。 大友克洋の回では、1コマ目からネタがないと言いつつも、かなりの音楽好きだということが良く伝わる内容。
戦う女の子が主人公の遠藤達哉デビュー作を含む短編集
遠藤達哉先生の読み切り作品をまとめた形の短編集。読み終わって気づいたけど主人公がみんな女の子だった。 ただ、どれもアクションとか主人公の男気的なところがかっこよくて少年漫画らしい話ばかり。 賞金稼ぎ養成学校を舞台にした「西部遊戯」が好きだったかな。親の七光りで偉そうにする悪役をクールに倒して正義執行っていう感じで。 それぞれのあとがきコメントで、締め切りギリギリですごく大変だったって描いてある作品ばかりでそこも面白くて好きだった。
「性」を題材にしたダッチワイフに魂が宿るドタバタラブコメ作品
手塚治虫が性や性教育をテーマに描いた漫画。当時は有害指定図書にも指定されたようだけど、手塚タッチの女の子の裸があるくらいで、今の漫画の方がよっぽど過激。 性に関する知識とかがストーリーの随所で退屈にならないように出てくる。話の内容もダッチワイフに取り憑いた生き霊(ヤケッパチの子供)のマリアとヤケッパチのドタバタラブコメっていう感じで面白いし、最後はビニール製品としてしか生きられないマリアの悲しみと愛情に涙するいい話。
『ちば少年の引き揚げめし』ちばてつや先生の体験談から
『戦争めし』の17話として、ちばてつや先生が満州から引き揚げたときの体験をインタビューして描かれた『満州引き揚げめし』がヤングチャンピオン烈に掲載されています。 玉音放送の数日前から引き揚げまでを食べ物中心にしながらも当時の様子がよくわかります。ちば先生のご両親のたくましさとちば先生の温かさに触れられてとても良い回でした。
原泰久先生1万4000字インタビュー!
会社員しながら漫画描いてたってのは知ってましたが、プログラマーだったんですね。春秋時代を選んだ理由とか、史実と擦り合わせながらいかにキャラクターを面白く解釈するかとか、ラストシーンがだいたいもう頭の中にあるとか。http://natalie.mu/comic/pp/kingdom
優等生の女の子と死んでしまった愛犬のハートフルな話
母子家庭で一人っ子で優等生の遊川和好(わずか)と和好の心の支えだった犬のマッハ号の話。 死んでしまったマッハ号が幽霊的な感じで天界に止まって和好のことを見守っていたり現世に戻ってきたりするから、孤独感に苛まれる和好をマッハ号が幽霊パワーで助けるって漫画かなと思っていたらそういう訳でもなかった。 マッハ号は直接和好に関わることはほぼなく、マッハ号に頼りっきりだった和好がマッハ号から自立してちょっと大人になる話でとてもよかった。
3年ぶりの新作ストーリーがサンデーに
青山剛昌のコミックス累計発行部数2億冊突破を記念して、まじっく快斗の最新話が掲載された。3号連続で続くらしい。それにしても、連載デビュー作がいまだに未完で、特別読み切りとかじゃなくて、最新話が更新されるってすごいな・・・
送ってきたや年齢人生によって読まれ方が変わってきそうな人情コメディ漫画。だけど、最後はみんな感動するはず。 最初の方は夢もない家族もない金もない40過ぎの男の悲哀が凝縮していてちょっと読むのが辛い。「人望が欲しい」って言って赤松と比較されてるところとか見てられない。 けど、ある日急に人間模様が変化して、コメディ要素が増えてくる。40男の悲しさもちょっと笑えるような描かれ方をされるようになるし、黒沢が奮起しているところは純粋にかっこいいなって思う。ただ、笑いに変えながらも「人生を1日に例えたら、15時。あと二時間で終業」とか突然言い出すから乾いた笑いしか出てこないこともあって、もしかしたら歳を重ねるごとに真に迫ってくる漫画なのかなとも思う。 けど、最後は頑張って生きよう、できないことなんてないって勇気付けられて感動するから黒沢は大好きな漫画。