復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する

復讐残虐モノ

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する
ゆゆゆ
ゆゆゆ
6ヶ月前

勇者もひどいことされていて、復讐相手はろくでもない奴らばかりで、復讐もろくでもない方法で… 絵柄がとてもきれいで、ときどきくりくり純真なデフォルメ顔で描かれる勇者がまたかわいい。 でも内容は復讐。 軽快な展開で、血みどろ。 剣と魔法の世界というファンタジー設定でなければ、胸糞悪い!と読むのも辛いかもしれないくらい、血みどろ。 生き残った人たち(殺してきた側の人たち)がゲスすぎて、闇落ち勇者の心根が優しく見えることも。 ちなみに、勇者は強すぎて、負けるかも?!という雰囲気もないので、戦って強くなる的な王道展開もない。 復讐を遮るものはなにもない。

ゆびさきと恋々

ピュアっすなあ。

ゆびさきと恋々
ゆゆゆ
ゆゆゆ
6ヶ月前

ふたりがまっすぐだから、読んでいて照れてしまいそうになる。 アニメ放送を知らず、タイトルからエッチな話だったらどうしようと一瞬警戒したものの、手フェチ要素以外は普通の少女漫画だった。 手話をする指先の動きにも感情が宿っているという表現はとても新鮮だった。 ストーリーは、聞こえないということが大きなハードルになっているはずなのに、それを感じさせない。 雪にとって、聞こえないことはハードルでなく当たり前だからだろうか。 少し違う当たり前が、二人の関係が前に進む理由の1つにもなっている。 かわいらしい。 何かで聞いたのだけど、手話は世界共通のものでなく、国ごとに違っているらしい。 言葉は生活に根ざしたものだから、同じ日本でも地域独自のジェスチャーもあるそうだ。 さらにろう者全員が手話をマスターしているわけでないらしい。 ここまで考えると、なんで手話を覚えるの?と聞かれたら、趣味でなければ、「今目の前にいるあなたと話したいから」がとてもシンプルで誠実な答えになると思う。 逸臣はそれを全面に出していて、とても好感を覚える。少女漫画らしく、キザだけど。

ふらっとミュージアム

博物館行きたい

ふらっとミュージアム
野愛
野愛
6ヶ月前

「教養がない」と悪口を言われているのを聞いてしまった主人公が、教養を身につけてやる〜!!と意気込んで博物館に行くお話。 地道に勉強するのはめんどくさい楽して教養身につけたいたいという発想、そういうとこだよなと思わなくもないけれど、博物館に行っていろんな文化や情報を浴びまくるのはとても楽しい。 別にひとつひとつ身につける訳じゃなくて、すげー!でけー!おもしれー!っていちいち感動できるのがいいところ。 このお話の主人公も情報量に圧倒されながら博物館を楽しんでいる姿がよかった。 変な妖精ミューちゃんの存在もいい。変だけど親近感のわく生き物を描くのが紀ノ目先生は上手だなあ。 読み終わって速攻で国立民俗学博物館を調べてしまった。読んだら絶対行きたくなる。

クライムゲーム ~法律の無い世界~

罪を重ねて懲役年数を稼げ

クライムゲーム ~法律の無い世界~
六文銭
六文銭
6ヶ月前

どんな犯罪も免除される、一見すると現実のような仮想世界。 犯罪を犯し、その懲役年数がクリア条件になったりする、何とも不謹慎な作品。 基本デスゲームなのですが、生き残る以外でも、こうしたゲーム性が出てくるのが本作の特徴。 ヒロインっぽい女の子も出てきますが、純粋ぶって主人公に接近するも、何か裏がある感じなので、個人的に好きな展開です。 サクサク読めながらも、上記のゲーム性だったりで予想外の展開が多く読んでいて飽きないです。 デスゲームって一時期よりも弱冠下火になった気がするのですが、本作は今後に期待したい作品です。

バードランドの皿

彩り豊かなこの一皿 #1巻応援

バードランドの皿
兎来栄寿
兎来栄寿
6ヶ月前

『風太郎不戦日記』や『マリーマリーマリー』の勝田文さん最新作。 20代半ばの主人公サラが、仕事と家族を一度に失ってしまった日に出逢った男性と共に人生を再起動させていく物語です。 現在ではサラの住む家となっている車の整備士をしていた祖父の仕事場は、普通の家とは違った構造は秘密基地感があってワクワクします。 コックとして働いていたサラが謎多き青年アキオとケータリングの仕事を始めて行くことになるのですが、サラの作る料理の数々はとても美味しそうです。大人の恋愛マンガに、グルメマンガの要素も載っている贅沢ぶり。クレープシュゼットが食べたくなりました。 また、サラもアキオもそれぞれの家庭の事情を抱えていて、ケータリング先で出逢う人々との交流を通して生じるものも含めて恋愛のみならないヒューマンドラマとしての味わいを楽しませてくれます。それらに加えてひとつまみのファンタジー要素もあり、盛りだくさん。 それでもメインの恋愛部分もしっかり描かれており、1巻後半のシーンなどは口角が緩みます。何者かもわからないアキオですが、サラの作った料理をクールな外見を崩しながらとても美味しそうに食べるところが好感を持てます。 なおタイトルの元にもなっているサラ・ヴォーンの「バードランドの子守唄」や、エラ・フィッツジェラルドの「チーク・トゥ・チーク」など有名女性ジャズシンガーが随所に出てくるので好きな人はより楽しめるでしょう。世代的に馴染みのない方も、本作をきっかけに聴いてみると意外とどこかで聞いたことがあるかもしれません。 家族やアキオとの関係は、今後どうなっていくのか気になります。人によって特に楽しめる部分があるであろう、バラエティに富んだ一皿です。 https://x.com/ktstbn/status/1772108391542088045?s=46&t=S5wm4E-TmT39NBg4BgQsPA 余談ですが、電子だとカバー下が見られないのはもったいないので集英社さん対応をお願いします!

だってきみは友達なのに

推し仲間から #読切応援

だってきみは友達なのに
Nano
Nano
6ヶ月前

めっっっちゃ可愛くてにやけまくった~!本郷くんも笹ちゃんもなに!可愛すぎる!尊い! 同じバンドが好きな二人、好きなものが同じの親友・推し仲間…というところから…!!みたいな話なんだけど、自分も推しがいるので「布教したくなるの分かる~」「ロッカーのシーンいいなぁ~~!!」と共感できたし、何より笹ちゃんがどんどん意識していくさまがたまらん!!そんで本郷が「初めて話した時から~」がずるい。思わずもう1回頭から読み返して再びにやけました。 NEXTってことははなまる糀二先生新人さんなのかな?めちゃ推したいです!

放課後ブルーモーメント

いいな〜〜〜シンプルにいい

放課後ブルーモーメント
名無し
6ヶ月前

最初は絵柄がそんなに好みじゃないかな、と思っていたけど、この話にピッタリの絵柄だということがわかりました。夜遅くまで出歩いて起こられるのが心配だから、じゃあ夜じゃなくて朝にすればいいじゃんと早朝4時から海に行く展開がものすごく好きでした。押し付けがましくない青春って感じで、期待の新連載です。

老犬とつづ井

犬といられる奇跡と幸せと愛 #1巻応援

老犬とつづ井
兎来栄寿
兎来栄寿
6ヶ月前

″愛犬というのは愛が犬のかたちをしているという意味です″ もう、冒頭のこの部分からして「流石つづ井さんッ!」と膝を打たずにはいられませんでしたよね。 『腐女子のつづ井さん』、『裸一貫! つづ井さん』でお馴染みのつづ井さんが、いつもより少し穏やかなテンションで綴る老犬Aとの思い出の物語。あえて名前を公表しないところにも、つづ井さんの想いが伝わってくるようです。 最初に断り書きがある通り、「犬が死ぬ」「犬が死ぬまでの話」です。読む前から「こんなの読んだら泣くに決まってる……」と思いながらも、つづ井さんの優しくて面白い筆致で読まないという選択肢はなかった犬飼いです。 Aは、グレートデンや土佐犬に間違えられるほど大きなラブラドール。たまにいるんですよね、規格外に大きくなる子って。私の知り合いでも、1歳ちょっとで20kgになり30kgを超えてから先は計るのが怖いと言われていた超巨大芝を飼っている方がいます(そもそも「芝」が小さいという意味で成犬の平均が10kgくらいです)。でも、大きい子はまた大きい子のかわいさがあるんですよね。小さい子がかわいいのはもちろんなんですけど。 老犬になってもなお成長してできることが増えていく部分があったり、人間への甘えが不足していたりという部分は、考えてみれば人間でも同じようなところはあるよなぁ〜学びだとなりました。 つづ井さんがソファで寝ている時に、近寄ってきてひとペロしてそばで寝るという動作をした時に、穏やかに同じ空間で暮らしていられることの奇跡、その喜びなどで自然と涙が溢れてくるシーンではこちらも早くも目から汗が出てきました。 おばちゃんが大切にしてくれた「いぬき」のエピソードにもほっこりしながら、本当に少しでも辛い瞬間は少なく、穏やかで幸せな時間を1秒でも長く過ごして欲しいなと願うばかりでした。 そして、つづ井さんのように伝えても足りない愛情を、伝わらないかもしれないけれど今まで以上にどうにか目一杯伝えていきたいと思いました。 犬を飼っている方もそうでない方も、笑って泣けて心がじんわりと温まる1冊です。

ぜんぶシンカちゃんのせい

進化心理学的ラブコメ #1巻応援

ぜんぶシンカちゃんのせい
兎来栄寿
兎来栄寿
6ヶ月前

皆さんは「進化心理学」をご存知でしょうか。ヒトの行動や心理を進化論の視点から読み解くアプローチで、本作はそれに基づいたラブコメです。 『サイバーパンク桃太郎』『ドランク・インベーダー』『女騎士、経理になる。』のRootportさんが原作を、『4D』『いちいちせいち』『勇者のひざには猫がいる』の汐里さんが漫画を担当しています。お二方の作品が好きな私としては、嬉しいコラボです。 人がピザやラーメンやケーキを好む理由。 男と女に分かれている理由。 LINEで延々とおしゃべりするのが好きな理由。 人間が持つさまざまな性質を進化心理学的な観点から読み解いていくところは、多分野の知識に長けたRootportさんらしく学術的に興味深いところです。 それを、「薬指が大きいあなたはアソコも大きいはずなので確かめさせて欲しい」とのたまうヒロインのシンカさんを擁した学園ラブコメに落とし込んでいます。 汐里さんが描く美しい黒髪ロングストレートのシンカさんも、そのシンカさんに翻弄される主人公のトウタくんもかわいいです。 進化心理学に精通しているけれど世界史は苦手、なぜなら20万年の歴史のあるホモサピエンスにとって2000年はごく最近の一瞬であり戦争と疫病の繰り返しだからというシンカさん、推せます。 地味に好きなのは、生徒にマラソンを走らせてる時に「お前らがんばって走れよ! 俺も古戦場走るから」という体育教師。 「自然主義の誤謬」であったりゾウリムシには16種類の性別があるということであったり読んでいるだけでさまざまな知識に触れられるのが楽しく、1巻完結でサクッと読めますがもっともっと読んでいたい作品でした。

念願の悪役令嬢の身体を手に入れたぞ!

テンポ良い悪役令嬢転生もの

念願の悪役令嬢の身体を手に入れたぞ!
宮っしぃ
宮っしぃ
6ヶ月前

中島先生の可愛らしいイラストが個人的に推し 病弱な主人公は健康な身体を願って転生 転生先はゲームの世界で魔王になる予定の悪役令嬢役に抜擢されるが、生前死にかけつつも生き続けた生活から、悪役令嬢の魔を引きつける漆黒の闇もお手のもので、死神とかが寄ってきてもラジオ体操で一蹴、健康体って素晴らしい!と自重しない令嬢誕生、なお話し 物語の進みもテンポ良く、まだ1巻目ながら続きが気になる良作でした 今後にかなり期待できる良い異世界コメディ物です

みょーちゃん先生はかく語りき

ポンコツ女先生エロかわいい

みょーちゃん先生はかく語りき
宮っしぃ
宮っしぃ
6ヶ月前

ポンコツな養護教諭が生徒のエッチだったり人生だったりな悩みを真剣に聞いてあげて、マジでちゃんと答えてあげるお話 先生も既婚者ながらエロにも敏感で、生徒の身体の悩みや彼氏に言われた事などなど、真面目に答えてくれる優しい先生 第一話から生徒の彼氏にア◯カンしたいと言われ、近くの良いア◯カンポイントを調べる、かなりぶっ飛んだ所からスタートする 最初の掴みもバッチリで今後に期待できる楽しいエロコメでした、こういう頭空っぽで読める漫画好き

だってきみは友達なのに

まっすぐな青春

だってきみは友達なのに
野愛
野愛
6ヶ月前

まっすぐな少女漫画の読切って新鮮!!普段から読む人にとっては王道なのかもしれないけど、友達だったのにちょっと意識しちゃう?好きかも!?を短いページ数でバタバタにならずにやれるのがすごいなと思った。 作者がすごいのか恋の力がすごいのかわからん。わからんってことは恋の力をしっかり出力できる作者がすごいんだと思う。 推しのバンドが好きで、仲間意識から始まった2人が徐々に意識しちゃうかも……を丁寧に描いた作品。 何か問題らしい問題が起こるわけではないけれど、友達を意識するって当事者にとっては大変な問題。 変に強がったり否定することなく、素直に向き合うヒロインが魅力的だった。 こんなまっすぐな青春うらやましい!!

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