※ネタバレを含むクチコミです。
あんなに頑張ったのに不憫すぎて大爆笑しちゃった。THEギャグ漫画的なオチが最高です。作品を見て、ただの下ネタととるか、芸術としてのエロティシズムととるかは鑑賞者次第。芸術って難しいね。
すごいよかった。 外見しか縋るものがないと思っているモデルの朱莉が自分以上の美貌を持ち、人類を救っている白玉ちゃんと出会うことで自分を見失っていく過程に胸を締め付けられた。白玉ちゃんがヒーローすぎるという指摘はあるかもしれないけど、でもそのおかげで朱莉は自分の殻を破り、一歩前に踏み出すことが出来る。ヒーローって、そんな風に人をどこか別の場所に連れて行ける存在だよなぁと思った。 「モデルになろうとしろっ!!」みたいな、思いが乗った要所のセリフもよくて、そして朱莉と白玉ちゃんの最後のやりとり、本当に萌えます。
「ささやかだけど、確かな一歩」編集部の人が書いたものだと思うけど、それだな、と思いました。コタロウと嵐さんが関わることで2人の気持ちに変化が生まれたけど、それが現状の劇的な改善につながることはないし、コタロウのいうとおり周りから人が離れるかもしれない。でも確かな一歩を踏み出せたのは確かであの行動を後悔するようなことにはならないでほしいですね。それもそうだけど、嵐さんのコタロウに対する「いいよな見た目が強そうなやつは」「私はどんなに抵抗しても変わらない」というのも見過ごしてはいけない大事なメッセージなのかなと思います。
読み切りにしては確実に長いけど、掲載号を分けずに前後編を一緒に載せてくれて助かります。ほのぼの系かと思って油断をしていると、ズシッときて読み終わりは余韻がしばらく残るような作風が特徴的な作者さんの新作ですが、今回のも長いだけありヘビーです。だからと言って読むのが大変なことは全くなく、淡々としてるのにページを捲る手は止まらないという感じです。主人公の境遇は正直自分と重なる部分は少ないですけど、自分の人生にまつわる何かを1から変えないとならない場合、一気に変わることを望まずに少しずつ着実に進めていくべきなんだなと気づけました。 はやく今までの読み切りをまとめた短編集を出してほしいです!
これってなにかのスピンオフか続編?」と思ってしまうほどの情報量と面白そうな設定の嵐。読み終わってやや物足りなさを感じてしまいました。竜と結婚する系は珍しくないけど実は主人公も竜っていうのがすごい。 そして主人公メチャクチャ好きです…! 男前だし、婚約破棄されたあとの笑顔でダッシュするおちゃめさとか、キレキレの煽りから魅せる神竜さまに陶酔してるような表情とかキャラが本当にいい! これシリーズ物で読んでみたいなぁ。
使いっぱしりの少年が同級生に「幻のTENGA」を買ってくるように言われてやってきたのは、驚安の殿堂…的な大型ディスカウントストア「マン・マミーア」。そこで、彼氏に同じものを買うように言われて来た女性と出会い、ふたりで力を合わせて店内(時には店外まで)に仕掛けられた様々な謎を解きながら幻のTENGAに近づいてゆく…というワクワクする内容でした。果たして2人は、TENGAを手にすることができるのか!?
80pあるとは思えないくらい一気に読んでしまった。 「特定危険植物」と呼ばれる人を襲う怪物化した植物が存在する世界。「植対」二班に所属する先輩の菖蒲と後輩の藤のバディが主人公。ラフな性格の菖蒲ときっちり敬語の藤の会話のテンポが軽妙で、いいバランスの相棒になっている。 植物が暴れ出してからの画面のパワーが凄くて、このバトルシーンをもっと見たいなと思わせられた。主人公二人のドラマもまだまだ深いものがありそう。 ぜひとも連載になることを期待しています。
囚われた要人の救出任務に現れた新人忍者月影シノブ、その外見はどこからどう見てもギャル! 到底隠密活動なんかに向いてなさそうですが、実力は凄腕なのがよかったです。あとかわいくて明るい。 真面目な服部パイセンとのコンビも面白くて、連載で見たいと思いました!
人が死ぬ時に魂の重さだけ軽くなるという話がありますが、その魂が21gという軽さを利用しながら大冒険する話です。この魂、最後はどうなるんだろうと思って読んでいると、とても切ないけど清々しい良いラストを迎えます。面白いとかそういうのはもちろん、美しい話だなと感じました。
もう最高だよ。この漫画に言葉はいらねえ!ただ読んでくれ。(横田さん好きです)
愛犬・ベルを亡くした笑子の前に現れたのはベルの着ぐるみを着た謎人間。一見異常すぎる光景だがふたりが交流を重ねて笑子の傷ついた心が癒やされていくのが心地よい…と同時に終始「コイツ何者やねん」というデカすぎる謎がぶら下げられたままどんどん読み進めてしまった。終盤ベルを亡くした自分を「励ましてくれたのはお兄ちゃんだった」という、回想が入るので、まぁそうだよな…と思って読んでたらすごいびっくりしちゃった。絵もめちゃくちゃかわいいです。
素晴らしい作品でした。幻想的な絵本のように可愛らしく繊細に、死にゆく海と友との永遠の別れが描かれていて引き込まれました。 「妻の子供を産んだ」とか求愛のダンスとか…ドラはタツノオトシゴの人魚だったのでしょうか。 素敵な作品に出会えてとても嬉しかったです。
はいはい。陰キャ大学生がストーカーする漫画ね・・・と思ったらまさかの急転直下で震えた。全く予期してなかったからガチで怖かった。サイコ・スリラーすぎる・・・。マジで読んで味わって欲しい
殺人現場に残された少年・鳴を預かり、一緒に暮らすことになる刑事の林。徐々に心を通わせていく中で、なぜ林にだけ心を開くのかという謎が終盤明らかになるが、非常にビターなエンディングだった。メリーバッドエンドの作品が好きな方はきっとたまらないと思う。クライマックスの見開きがいい。
一見すると普通の若者にしか見えない小副川姉弟の正体は魔法使い。引きこもり気味の生活を満喫しているふたりだったが貴重な生活インフラであるお隣のスーパー「竹中マート」で魔法を悪用したと思われる商品窃盗事件が発生。生活の平穏を守るため渋々家を出て同族との戦いに向かうのだった…。 ふたりは魔法が使えるだけではなく寿命も長い、人間とは本来価値観が違う存在のはずなのだが特段シビアな感じもしなくて、超然としている結果ゆる〜く見えるのがよい(締めるところはかっこよく締めるのも好き)。絵も見やすくて台詞選びもいい感じ、読んでるあいだずっと安定感があった。 歳のせいか「寝たい時に即寝オチする魔法」が一番欲しくなっちゃったな。
※ネタバレを含むクチコミです。