軽い感じの話かな、とタイトルから想像して読んだら…
重い。
魔物は悪い。聖騎士は魔物を殺す。
宗教の方針と異なるものも、殺す。
主人公からしたら、殺そうとしてくるから殺した。
相手からすると、先に述べた理由で殺そうとした。
離れて関わらなければいいのにと思うけど、弱いうちに叩いて潰すのはセオリー。
堂々巡りのなか、アイリスだけは魔物と気づいているのかいないのか、師匠と慕ってくれる。
そして、主人公を倒すために寄越された聖騎士たちを吸収して、主人公はより強くなっていく。
何もしなければ、予言の王なんて生まれなかったのに。まったく。
タイトルはアイリスのセリフなんだろうか。
彼女のなら、そう言いそう。
生存の(いきる)ために『敵』となれーー。生きたい幽鬼と死ねない少女が世界と反目する、アンチヒロイック・ファンタジー!描き下ろし特別漫画 & 原作・木口なん先生による書き下ろしSSを収録!【あらすじ】不治の病で若くして生涯を終えた青年・修(おさむ)。そんな彼の第二の人生とは、未知の世界で「幽鬼(魔物)」として漂うことだった!人間からも忌み嫌われ、理不尽に「命」を奪われる身となった修は「もう死にたくない」と願う。そのとき、他者の生命力を自らの糧とする「吸命」の力に目覚める!加えて前世でひたすらベッドの上で学び続けた科学と持ち前の機転のよさを生かした創作魔術を用い、迫る「死」に抗っていくのだが――。自分と同じく命を弄ばれ絶望する不死の少女と出会い、「――俺を殺そうとした、お前らが悪い」生きるために「奪う側」へと傾斜していき……?生きたい幽鬼と死ねない少女が世界と反目する、アンチヒロイック・ファンタジー!
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