魂の行方
※ネタバレを含むクチコミです。
大勢の客が足を運ぶ評判の店、行列の出来る有名店が数多く軒を連ねるラーメン業界。すすれば顔がほころぶ絶妙な味。だが、この一杯を生み出すまでには想像を越えるドラマがあった……。究極の味を求めて、自ら納得出来るまでは決して妥協を許さなかった頑固な店主、伝説と呼ばれる職人の技。全国に事業展開するラーメンビジネス企業の雄たち……。ラーメン一杯に命をかける男たちの熱い生き様を追った、ノンフィクション・ラーメンコミック! 原作者による詳細な解説データ付きでご紹介。「スーパージャンプ(集英社)」2002~04年掲載作品。
今も昔も好きな食べ物にラーメンがあります。
ただ、自分は色んな店に行くというよりは好きなラーメン屋に飽きるまでずっといくタイプなのですが、本作でも語られている
武蔵
なんつッ亭
中村屋
は、よく行ってました。
また、
大勝軒
天下一品
一風堂
このあたりは「ど」がつくほどメジャーだし、最終話の日清食品とかは日本人ならいわずものがななラーメンだと思う。
そんなラーメン屋の創業話ということで、こういう歴史や苦労話が好きな自分にとってはやはり面白かった。
自分が足繁く通ったラーメン屋ならなおのこと。
特に、天下一品のエピソードが好きですね。家族養うために屋台をひいて、暴力団にからまれてもやめない不撓不屈の精神に感服しました。
あのこってりは、創業者からにじみにでているのかと思うと、ラーメンに対する姿勢も変わってきます。
なにはともわれラーメンは、これだけ味の試行錯誤を重ねても1000円台で食べられるのは奇跡に近いと思います。
その奇跡をつくった男たちの話。
面白くないはずがないです。