創作じゃなくて実話なんじゃないかと思うようなエネルギーだった。
主人公が思い悩み、衝動的に動き、新たな発見をする。素晴らしい絵を描いたり物語を創るひとたちはこういう気づきを何度も繰り返して、内臓を抉るような作品を生み出しているのだろうなと思った。

ストーリーとして目新しいものではないかもしれない、読切じゃなくて連載になってほしいという類のものではない、ただこの人が感じた衝撃をそのまま伝えてくれるような作品。だからこそ熱量に圧倒されて、気持ちが晴れやかになる気がした。

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