ABURAの感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ さいとうたかを賞を受賞したということでマンガワンで無料だから読んでみた。中身を全く知らない状態でかつタイトルもなんだろう思いながら読んだが俺の好きな新撰組の油小路事件がネタだった ・特に好きなところは? 伊東甲子太郎を暗殺した後、油小路に伊東の遺骸を置いて引き取りに来た時に御陵衛士をまとめて殺してしまおうとする新撰組だな。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 今ならマンガワンで無料で全3巻なので帰りの電車などで読むのはいいのではないでしょうか
思想の違いから新選組と袂を分かち、伊東甲子太郎を筆頭に組織された御陵衛士。
結果として、新選組から狙われ「油小路事件」へとつながる。
この一夜の事件をたっぷり3巻使って、新選組VS御陵衛士たちの奮闘を描いた力作。
とにかく、剣戟シーンが圧巻なんです。
日本剣術史上最大の戦いと言及されているように、今まで「戦」といえば、対馬上だったり、対鉄砲だったり、対弓矢だったりして、刀対刀での戦いは意外とマレだったんですね。
ガチの真剣勝負ってのは、戦争がなくなった江戸時代を通して、各流派による剣術指導が盛んになってからというのが面白い。
そんな、剣術を磨き込んだ猛者たちが、信念や仲間を背負い戦う姿は、格好いいの一言。
御陵衛士もそうですが、新選組もかつての仲間と戦わなければならない葛藤も、味わい深いです。
普段、新選組は主役になりがちですが、敵として表現される姿も新鮮で良かったです。
一部の過激な新選組シンパの人以外であれば(実際、御陵衛士の1人によって近藤勇は暗殺未遂、捕縛され、新選組の崩壊へとつながるので)、歴史マンガとして、またバトル・友情マンガとしても、楽しめる内容だと思います。