あらすじ

この戦いは伝説ではない。史実である。二刀流の剣士・服部武雄が三十名を超える新選組隊士を単身で迎え撃つ!! 日本刀が最良の武器とされた唯一の時代・幕末。絶体絶命の窮地で剣士たちの“武”が輝く――
ABURA 1巻

幕末を揺るがした、激戦の一夜! 動乱の幕末・京都―― 殺された仲間の遺体を取り戻すため、わずか七人の御陵衛士(ごりょうえじ)たちが 新選組に立ち向かう…… 新選組最後の内紛にして、日本剣術史上における最大の戦い“油小路事件”が始まる!!

ABURA 2巻

この戦いは伝説ではない。史実である。二刀流の剣士・服部武雄が三十名を超える新選組隊士を単身で迎え撃つ!! 日本刀が最良の武器とされた唯一の時代・幕末。絶体絶命の窮地で剣士たちの“武”が輝く――

ABURA 3巻

幕末を生きた者に「新たな時代」が訪れる。油小路の激戦を生き延びた者たちは新選組への復讐を誓う。各地を転戦していた新選組局長・近藤勇を追い詰める御陵衛士だったが… わずか一夜の戦いから始まった激動の物語、ここに完結!!

ABURA

別角度の新選組マンガ

ABURA 貘九三口造 NUMBER8
六文銭
六文銭

思想の違いから新選組と袂を分かち、伊東甲子太郎を筆頭に組織された御陵衛士。 結果として、新選組から狙われ「油小路事件」へとつながる。 この一夜の事件をたっぷり3巻使って、新選組VS御陵衛士たちの奮闘を描いた力作。 とにかく、剣戟シーンが圧巻なんです。 日本剣術史上最大の戦いと言及されているように、今まで「戦」といえば、対馬上だったり、対鉄砲だったり、対弓矢だったりして、刀対刀での戦いは意外とマレだったんですね。 ガチの真剣勝負ってのは、戦争がなくなった江戸時代を通して、各流派による剣術指導が盛んになってからというのが面白い。 そんな、剣術を磨き込んだ猛者たちが、信念や仲間を背負い戦う姿は、格好いいの一言。 御陵衛士もそうですが、新選組もかつての仲間と戦わなければならない葛藤も、味わい深いです。 普段、新選組は主役になりがちですが、敵として表現される姿も新鮮で良かったです。 一部の過激な新選組シンパの人以外であれば(実際、御陵衛士の1人によって近藤勇は暗殺未遂、捕縛され、新選組の崩壊へとつながるので)、歴史マンガとして、またバトル・友情マンガとしても、楽しめる内容だと思います。