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『ひとりぼっちの地球侵略』、『てのひら創世記』の小川麻衣子さんの作品です。
作者曰く「兄の元カノに恋する少年の話」。
「BSS(僕が最初に好きだったのに)」は概念として言語化されましたが、こちらはまだ定まった名前はないですね。NTRともまた違った背徳感のある関係を、おねショタでやるというこの。
なんちゃうもんを読ませてくれたんや…
なんちゅうもんを……
そんな感想になり脳や性癖が破壊される人が出るであろうことも想像に難くない、罪深い一作です。
小川麻衣子さんなので、キャラクターが男女問わずとてもかわいいわけです。そして、そのかわいさがあるからこそ、罪深さが増しています。
1巻の中でも特に盛り上がりを見せるとあるシーンを始め、少年という存在が抱える自制できるものもできないものも含めた憧憬や羞恥や背伸びしたい感情や絶望感をさまざまなイベントを通して非常に巧みに描いています。そこには、在りし日の自分が少年だったときの感情を想起させる力があります。
何色にも染まることのできるホリゾント、最後はどんな色になっているのでしょうか。