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幼い娘の自慰行為に悩まされる母親の心情を描いた作品。
そんなの遅かれ早かれみんなするんだからさ〜まあ母親は心配するんだろうね〜と読んでいくとなんだか様子が変わってくる。
母親は幼い娘を汚いと思うようになり、寂しさやストレスからか娘の行為がおさまることはなく、どんどん悪い方へと転がっていく。
ごく普通の幸せな家庭にこういう問題がごろごろ転がっていて、みんなギリギリのところでやっているのかもしれない。
怒りや苦しみ、嫌悪感や不快感というのは自分でもコントロールしにくいもの。自分は何故こんなことで怒ってるの?許せないの?と疑問に思うことがある。
それらと向き合って解決していかなければ、自分以外の誰かを100%で受け入れることなんてできないのかもしれない。
人が人と暮らす、人が人を育てるということの難しさを改めて感じた。
これは上手くいったパターンだから漫画になっているけれど、世の中には些細なことで崩れていった家族がたくさんあるんだろうなとやるせない気持ちになった。
自慰行為にふける4歳の娘。嫌悪してしまう自分がいやだ…幼すぎる性の目覚めに母は葛藤する。友人の体験談を描くコミックエッセイ。★単行本カバー下画像収録★