sogor251年以上前編集舞台は明治19年の夏、そこには人間には見えない小さな鬼たちがいました。 彼らの仕事は寿命の尽きた人間の魂を集めて閻魔様に届けること。 物語は寅輔と丑松という2人組の子鬼が、なぜか自分たちのことが見える人間・相馬と出会う場面から始まります。 昔から人には見えないモノが見えていたという相馬に連れられて、寅輔と丑松は彼が行う“幽霊退治”を手伝うようになります。 その中で寅輔と丑松は人の営みにより強く接するようになり、ただ回収するだけだった“人間の魂”そのものに触れてゆくことになります。 その結果として訪れる大きな心境の変化、そして気付かされる、自分たち“鬼”がどういう存在なのか…。 1巻の中で展開する様々な物語が最後にキレイに収束してゆく、非常に読後感のよい1巻完結の作品です!7わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ時は明治19年、夏の頃。子どもの鬼・寅輔は相棒の丑松と一緒に寿命の尽きた人間の魂を回収していた。人間からは見えないはずなのに、ある日、相馬という人間が話しかけてくる。「この世」の人とかかわりがなかった寅輔だが、相馬にお化け退治を頼まれ――?「隠世(かくりよ)」と「現世(うつしよ)」の命を描く明治感動奇譚。【目次】第1話 第2話第3話第4話第5話第6話続きを読む
舞台は明治19年の夏、そこには人間には見えない小さな鬼たちがいました。
彼らの仕事は寿命の尽きた人間の魂を集めて閻魔様に届けること。
物語は寅輔と丑松という2人組の子鬼が、なぜか自分たちのことが見える人間・相馬と出会う場面から始まります。
昔から人には見えないモノが見えていたという相馬に連れられて、寅輔と丑松は彼が行う“幽霊退治”を手伝うようになります。
その中で寅輔と丑松は人の営みにより強く接するようになり、ただ回収するだけだった“人間の魂”そのものに触れてゆくことになります。
その結果として訪れる大きな心境の変化、そして気付かされる、自分たち“鬼”がどういう存在なのか…。
1巻の中で展開する様々な物語が最後にキレイに収束してゆく、非常に読後感のよい1巻完結の作品です!