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SNSで公開されていた当時、バズっていたのをきっかけに読んでいました。この度コミックスになってもう一度読んでみましたが、あのラストシーンは記憶になかったです。衝撃的。
最初はSNSで学生時代の変な同級生に変な絡まれ方をして災難な目にあう話かと思ったんですが、これがもう読めば読むほど、ものすごく深くて深刻な話だとわかるんです。めちゃくちゃおもしろいです。
あとがきにもあるように、多くの人の経験に当てはまるエピソードが描かれていて共感を呼ぶのかなと思います。
チコちゃんみたいな人なんかいるの!?と思うのですが、一種の見た目ではわからない心の問題やトラウマというものなのかなと思います。なので自分には無関係な話だとは思えない。
内容は「欲しがるあの子」であるチコちゃんだけではなく、その周辺の人物についても細かく描かれるので、よくこんなたくさんの情報を一冊にまとめられたな〜とシンプルに感心します。笑
詳細には書きませんが、読んでいたすべての人がホッとするようなラストの流れでの、あの終わらせ方。完全ノンフィクションではないにしても意味なく入れませんよね………
心の問題はそう簡単に解決するものではないというメッセージなのか。
余談:多分これは全く共感されないと思いますけど、映画「怪物」を見たときと似たような気持ちになりました。