なかなかリアルなBL同人女性(見た目は港区系女子に擬態)が登場し、なかなか見覚えがある濃い感じのキャラクターだったので、同人をやっているお友達にもこの読切を紹介した。

悲鳴を上げた話をされた。

なかなかよく描けている漫画だなあと思った。
作中に登場する担当さんは、さすがよくわかっていらっしゃる。
グレーなところで生きている人たちに光を当ててはいけない。灰と化してしまう。

この漫画「打ち切られ漫画家、同人イベントへ行く。」は、打ち切られたから今度は同人イベントで出版して稼ぎます!
という話ではなく、打ち切りが決定したので愛する作品の二次創作をされる方々を神(作者)が見に行くというお話。

そういう世界もあるんでそっとしておいて下さいと同人女性サイドで読むか、打ち切りをバネにがんばるぞと漫画家サイドで読むかで、ホラー度合いが変わる不思議な漫画。
二次創作BLは理解できなくても否定はしない、描きたいという良いパワーだけもらう主人公のポジティブさも良いなと思う。

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この漫画の素晴らしさを損なう点では全然ないのだが、主人公の足の指が、親指が外側についているのが気になってしまった。

あと「ミスリード」という言葉が意味を間違って使われているように感じた。
ミスリードのリードはread(読む)ではない。
ミスリード(mislead)は「間違った方向に導くこと・誤解させること」であり、作品の内容について読者が誤解した場合、「ミスリードした」のは作者の方で、「ミスリードされた」のは読者の方ということになる。

(これもまた、この漫画の素晴らしさを損なうものではない、細かいことだけれども。)

魔入りました!入間くん外伝
外伝 一巻 カルエゴ編
魔入りました!入間くん外伝
ゆゆゆ
ゆゆゆ
ストーリー設定は、あの悪魔(人)たらしの入間くんがまだいない世界(もしかすると、産まれてすらいない?)、そして見慣れた大人の面々もまだ初々しいというか若さというか、まだ幼さを感じる年齢の時代。 学校も荒れています。よくあの秩序だった今の学校へ変わったなと驚くばかりです。 登場する、若かりし頃のオペラさんは無茶苦茶というかめちゃくちゃ度合いがフルスロットルで、とてもおもしろいです。大人げない無茶ぶりと思っていましたが、落ち着かれていたんですね。 バラム先生は本編でもあったように、絵本を読む、夢見る子として描かれています。かわらず怪力ですが。そして、しれっと出てくるバラム先生のご両親。他のご家庭と同じく、似ています。 主人公のカルエゴ先生は、真面目というか厳格というか、その性格ゆえに昔から苦労していたことが伝わってきます。 まさか自分が召喚されてエギーちゃんになると、想像だにしないでしょう。 大人になっても「仲が良い」三人組の学生時代。 本編では読むことができない、作者本人によるサイドストーリーは、とてもおもしろかったです。 読み直したら、あとがきに「外伝は基本カルエゴの物語なのですが、他にもお話したい悪魔たちは沢山います」と書かれていて、カルエゴ編続刊も、別の方の外伝も楽しみだなと思いました。 続刊を気長に待っています。
うちきられまんがかどうじんいべんとへいく
打ち切られ漫画家、同人イベントへ行く。
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