4.0
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もはや様式美すら感じるようになった、オタク男子をからかう陽キャ女子の設定。
本作もそれになぞり、漫画を描いていたオタクな主人公が、たまたま後輩の長瀞さんに見られてしまい、ひたすらいじられるという展開。
基本的には
「長瀞~。もー長瀞ー。おい、長瀞!! え、長瀞?ちょ、長瀞!? もー。なーがーとーろー」
みたいな感じで読める。(意味不明)
一味違うのは、結構照れるところと、他の人がからかうと露骨に嫉妬するところ。
先輩をからかいすぎて終わったとしても、幕間で
やりすぎた
とか
やりすぎたかも
と照れるところは激萌えだし、長瀞さんの友人が先輩をからかうと、猫みたいに目になったり、遮ったりして先輩を守る。
意外と嫉妬深い感じもまたグッド。
この手の作品って、からかわれる男のほうがヒロイン感があるのですが、本作はきちんと長瀞さんがヒロインしているんですよね。
もはや何があってもオチまで予測できる二人のやりとりですが、
ニヤニヤしながら安心して読めるので、時々食べたくなる定番メニューのように好きな作品です。