奴隷少女リタのビルドゥングスロマン
元ネタはイブン・バットゥータの旅行記だけど基本的に奴隷少女リタの視点で描かれる。 リタはまだ卑屈で言葉を覚えたのも「弱いから」だとかいうありさまだが、今後成長していきそうな雰囲気。 奴隷が出てくる漫画はけっこうある( ヴィンランド・サガ みたいに途中で奴隷になったり、異世界ものに仲間として登場したり )が、リアル寄りの世界観で奴隷を主役にするのはたぶん珍しい。今後に期待大。 絵はけっこう上手いと思うんだが、なぜか地味で雑な感じになってしまう…
「歯が丈夫」という理由で地理学者バットゥータ先生に買われた奴隷リタ。無神経だけど優しい先生のもと、安定都市生活確か!? …と思いきや、先生が発した「命がけの旅」開始宣言。先生めっちゃ自由で楽しそう。で、リタの明日はどうなる!?
若い地理学者のバットゥータに買われた奴隷少女・リタは、バットゥータの「命がけで旅をしたい」という謎の目的に付き合わされながら、今まで食べたことのないグルメに出会っていくという話。いい感じにコメディなので読みやすいのと、2人の絶妙な関係性と会話が面白くてクセになります。