名無し1年以上前編集古くは漫画家・よしもとよしとものカヴァー1、 最近だと漫画マニアのざをん氏のnote2によって注目を集めつつある高木りゅうぞうの漫画。 死後、わずか200部だけ発行された激レアな作品集という事でマニアがいま探し出しているわけですが。個人的な調査だと、『高木りゅうぞう作品集』を持っていると思われる人はネット上で3人しかいないっぽい。うち2人は一般人なので言及を避けますが、残る1人は漫画家の岡田ユキオ氏。 https://blog.goo.ne.jp/clashslashflash/e/09c01241a93f0da13d698cc32bd0aaf2 高木りゅうぞう作品集 - 岡田ユキオ/Slice Life Collage 高木りゅうぞう僕の尊敬する漫画家の一人です。1993年、3本の作品を遺してバリ島で亡くなられた新鋭作家です。商業誌に掲載されたのは3本ですが、その他にも未発表の作品が何本かあり、それをまとめたのが、画像の「高木りゅうぞう作品集」です。残念ながら非売品なので、ほとんど目にする機会はないでしょうが... ブログにて書影をあげて、熱く語っておられます。残念ながらブログは10年前に更新が止まっているけれど、wikipediaをふとみたらTwitterのリンクが貼ってあって「岡田ユキーオ」名義で日々呟いているのが確認できます。 https://twitter.com/pilpil3pil 岡田スノーオ (@pilpil3pil) on X 天王寺区に引っ越しました。天王寺動物園やあべのハルカスまでチャリで10分かからない距離🚲とても気に入ってます🥰 UTOPIA 最後の世界大戦の復刊に際し、松本零士が所持していた版をもとに復刊が叶ったのと同じ現象を期待してもいいかもしれません。これを書いている間に既に話が影で進んでいるといいなあ。 なお、多くの人はよしもとよしともが高木りゅうぞうの短編「ツイステッド」をカヴァーしたことから彼が持ってるのではないかと推測するかもしれませんが、最近出た『フリースタイル』誌(53号)の「マンガ家による極私的偏愛マンガ BEST 5 20th & 21st Centuryアンケート」で残念ながらなくしてしまった...と話してました。しかしだ、よしもと先生は何回も何回も読んでとうとう完全に覚えるぐらいに読み込んだとも言っていて、それはつまり、それぐらいすごい漫画だったんだと。そう、そうしたその時生きてる時代なり体験なり記憶なりと結びつく固有の読書体験こそが、実のところ「幻の作品集!」というイメージが伴う価値よりも、はるかに大事で手放してはいけないものなのかもしれませんね。 (おしまい) *1 初出はCOMIC CUE vol.2(1996年) よしもとよしとも「青い車」(イースト・プレス、1996年刊)所収 絶版ですが、後者はブッコフとかでも割と簡単に手に入ります。 *2 幻の漫画家”高木りゅうぞう”とは - note https://note.com/3wn/n/nd5941721ae37 幻の漫画家”高木りゅうぞう”とは|ざをん 『1993年4月 突然 バリの海に消えた 才能あふれる漫画家 高木りゅうぞう氏を応援してくださった すべての方々に。』 「高木りゅうぞう作品集」巻頭挨拶より はじめに 1990年初頭、日本経済が不景気に陥る中、漫画業界は最盛期を迎えていた。特にバトル漫画やスポーツ漫画など王道のジャンルが... 6わかるfavoriteわかるreply返信report通報
古くは漫画家・よしもとよしとものカヴァー1、
最近だと漫画マニアのざをん氏のnote2によって注目を集めつつある高木りゅうぞうの漫画。
死後、わずか200部だけ発行された激レアな作品集という事でマニアがいま探し出しているわけですが。個人的な調査だと、『高木りゅうぞう作品集』を持っていると思われる人はネット上で3人しかいないっぽい。うち2人は一般人なので言及を避けますが、残る1人は漫画家の岡田ユキオ氏。
高木りゅうぞう僕の尊敬する漫画家の一人です。1993年、3本の作品を遺してバリ島で亡くなられた新鋭作家です。商業誌に掲載されたのは3本ですが、その他にも未発表の作品が何本かあり、それをまとめたのが、画像の「高木りゅうぞう作品集」です。残念ながら非売品なので、ほとんど目にする機会はないでしょうが...
ブログにて書影をあげて、熱く語っておられます。残念ながらブログは10年前に更新が止まっているけれど、wikipediaをふとみたらTwitterのリンクが貼ってあって「岡田ユキーオ」名義で日々呟いているのが確認できます。
天王寺区に引っ越しました。天王寺動物園やあべのハルカスまでチャリで10分かからない距離🚲とても気に入ってます🥰
UTOPIA 最後の世界大戦の復刊に際し、松本零士が所持していた版をもとに復刊が叶ったのと同じ現象を期待してもいいかもしれません。これを書いている間に既に話が影で進んでいるといいなあ。
なお、多くの人はよしもとよしともが高木りゅうぞうの短編「ツイステッド」をカヴァーしたことから彼が持ってるのではないかと推測するかもしれませんが、最近出た『フリースタイル』誌(53号)の「マンガ家による極私的偏愛マンガ BEST 5
20th & 21st Centuryアンケート」で残念ながらなくしてしまった...と話してました。しかしだ、よしもと先生は何回も何回も読んでとうとう完全に覚えるぐらいに読み込んだとも言っていて、それはつまり、それぐらいすごい漫画だったんだと。そう、そうしたその時生きてる時代なり体験なり記憶なりと結びつく固有の読書体験こそが、実のところ「幻の作品集!」というイメージが伴う価値よりも、はるかに大事で手放してはいけないものなのかもしれませんね。
(おしまい)
*1
初出はCOMIC CUE vol.2(1996年)
よしもとよしとも「青い車」(イースト・プレス、1996年刊)所収
絶版ですが、後者はブッコフとかでも割と簡単に手に入ります。
*2
幻の漫画家”高木りゅうぞう”とは - note
『1993年4月 突然 バリの海に消えた 才能あふれる漫画家 高木りゅうぞう氏を応援してくださった すべての方々に。』 「高木りゅうぞう作品集」巻頭挨拶より はじめに 1990年初頭、日本経済が不景気に陥る中、漫画業界は最盛期を迎えていた。特にバトル漫画やスポーツ漫画など王道のジャンルが...