タイトルどおり、平凡な主婦である主人公が浮気され、探偵など活用し旦那とそして不倫相手と戦うという話。

もっとドロドロしているかと思ったら、どっこい、たんたんと処理が進む感じが「あ、ホントの不倫っぽい」と感じさせてくれます。

探偵の活用方法、探偵の動きかた、不倫相手への対応、そして処理の仕方・・・などなど、知見に基づいたものが目白押しで読んでいて興味深い内容が多かったです。

特に、誓約書や公正証書というものの存在意義などしっかりと記載されてあって、エッセイというよりは実践的なHowto本に近い感じです。

また、浮気した旦那や不倫相手の行動のあるある。つまり1回謝ったくらいでは悪いと思ってないから何度も繰り返す的なところ。
人間の心理面なんかもきちんと説明があって、なおのこと誓約書って大事なんだなと気付かされます。

夫の扶養からぬけだしたい」の著者さんだけに、エッセイの妙味するすると読める感じは残しつつも、非常に学ぶことの多い作品でした。

あ、学ぶとかいって、別に、自分が浮気しているされているとかではないっすよ。
そういう方にぜひ、この本が参考になるかと思います。
(あまり、そういう状況になって欲しくないですが・・・)

読みたい
だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
六文銭

童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
六文銭
六文銭

自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
六文銭

小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

へいぼんなしゅふうわきにかんぜんしょうりする
平凡な主婦 浮気に完全勝利する
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
わが家に地獄がやってきた

わが家に地獄がやってきた

東京郊外のとある商店街にたたずむ小さな酒場。第一子の出産を間近に控える主婦のユキエは、大きなお腹で酔客相手に働かされていた。「マイホーム購入のための資金を貯めたい」という夫サトルの強い希望で、義実家の経営する居酒屋を手伝うことを条件に、2階の一室に居候をしているのだ。ただでさえストレスの多い義両親との同居に加え、夜な夜な酔っぱらった常連客の相手をするという地獄。実家でちやほやされて育った夫の嫌な面も露呈してきた。そんなある日、「さらなる地獄」が突然やってきて―――!?平凡な一主婦に怒涛のごとく襲い掛かる幸・不幸を力いっぱい描き切るセミフィクションコミックエッセイ。

犯人は私だけが知っている~母たちは静観する~

犯人は私だけが知っている~母たちは静観する~

ある日突然、自分の子供が犯人だと言われたら…?同じ幼稚園に通う4人のママ友たち。いつも仲良かったはずなのに、一つの事件から疑心暗鬼に陥っていく… 車の傷、自転車のサドルの穴… 連続する不可解な出来事。みんな好き勝手に噂する。憶測と事実がないまぜとなり…、本当の犯人は誰?

【3冊合本】夫の扶養からぬけだしたい ゆむいセレクション

【3冊合本】夫の扶養からぬけだしたい ゆむいセレクション

妻って? 母って? 夫婦ってなに? 大ヒット作『夫の扶養から抜け出したい』シリーズほか、全3作品を一気読み!■『夫の扶養からぬけだしたい』「俺と同等に稼いでみなよ!」夫の心ない言葉、非協力的な態度。同等に収入がないと、家事・育児に協力してほしいということもできないの? 苦悩する主婦・ももこに「離婚」の二文字が浮かぶ…。夫婦の在り方に波紋を投げ、大ヒットした話題作。■『ママはパパがこわいの? 夫の扶養からぬけだしたい~ゆうかの場合~」夫の扶養から抜け出したいシリーズ続刊。「君がちゃんとできるようになるまで、俺は待ってるよ」夫の優しい発言に隠れた“トゲ”。「できない私」はやっぱりダメ人間なの!?一見優しい夫からじわじわと追い詰められる主婦・ゆうか。夫の支配から抜け出せるのか…■『親になったの私だけ!?』立場は同じはずなのに、なんで夫の生活はなにも変わらないの? 出産を機に、共働き夫婦の立場が出産を機に変化していく。子育てや家事をめぐっての夫婦のすれ違いやモヤモヤ…どうすればいいの!?※本電子書籍は、ゆむい著『夫の扶養からぬけだしたい』『ママはパパがこわいの? 夫の扶養からぬけだしたい~ゆうかの場合~』。ゆむい漫画/耳たぶ吸ってたも~れ原作『親になったの私だけ?」の3冊をまとめた合本版電子コミックです。重複購入にお気をつけください。

夫の扶養からぬけだしたい【タテスク】

夫の扶養からぬけだしたい【タテスク】

専業主婦のももこは 出産・育児を機にマンガ家になる夢を諦めた。収入がないことに引け目を感じ、言いたいことを我慢する日々。理解しようとしてくれない夫の態度や発言。すれ違いによって揺れる夫婦の関係。扶養から抜け出し自立することを決意するももこだが…。WEBサイト「ママの求人」連載、Twitterで波紋を呼んだ話題作が待望の単行本化。

気がつけば地獄

気がつけば地獄

都内近郊に暮らす主婦の紗衣は、イタリアンレストランでパート勤めをしながらほぼワンオペで一人息子・拓哉の育児をこなしている。彩りのない日々に少しでも潤いを…と、5万円超の高級美顔器をネットで購入するが誤ってマンションの別の部屋の住人の元に届いてしまう。その誤配達を仕組んだのは、夫・祐一の浮気相手である夏希だった。荷物を取り戻そうと奔走するうちに紗枝と夏希はSNSでつながり、距離を縮めていく…。あり得ない友情、変わりゆく夫婦関係、衝撃のラストは―――!?

夫婦を続ける自信がない

夫婦を続ける自信がない

「わがまま」「ズルいよ」「自己責任」と 夫は厳しく言うけれど。また言い返せない… 私の生活は夫の了承を得ることが大前提…。結婚4年目。気付いたら私たち夫婦の関係は悲惨なことになっていた。妻に向き合わない夫。そんな夫に絶望する妻。噛み合わない夫婦の未来は果たして…!? 価値観が合わない夫婦はどう折り合いをつけていきていくのか。夫との関係にモヤモヤしている人、妻がなぜかイライラしていると戸惑っている人。そんな人たちに読んでほしい、ある夫婦の物語。掲載時のカラーページを完全補完した、電子だけの特別版にてお届けします!

親になったの私だけ!?

親になったの私だけ!?

夫は保育士、妻はソーシャルワーカー(社会福祉士)。 夫婦でそれぞれ家事をこなし、子育ても仕事もうまく回す、平和な日々… だが、ここに至るまでに何年にも及ぶ、壮絶な夫婦のバトルが繰り広げられたのであった。大ヒットを記録した「夫の扶養からぬけだしたい」著者ゆむいの第2弾。マイペースで気遣いの方向が的外れな夫と、それにイライラする妻の姿が共感を呼ぶコミックエッセイ。子育てや家事をめぐってすれ違う夫婦が、互いに助け合える関係になるまでを描く。WEBサイト「ママの求人」連載、「夫の扶養からぬけだしたい」に続く話題作が待望の単行本化。

夫の扶養からぬけだしたい

夫の扶養からぬけだしたい

専業主婦のももこは出産・育児を機にマンガ家になる夢を諦めた。収入がないことに引け目を感じ、言いたいことを我慢する日々。理解しようとしてくれない夫の態度や発言。すれ違いによって揺れる夫婦の関係。扶養から抜け出し自立することを決意するももこだが…。WEBサイト「ママの求人」連載、Twitterで波紋を呼んだ話題作「ふよぬけ」が待望の単行本化。

実践的なエッセイコミックにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。