あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前編集あれほどスマホを嫌がっていた父が、二ヶ月もすれば自分で適当に操作してニュースや天気予報を見ているくらいに、人は慣れるものである。 『神さまがまちガえる』では、異常な例外事象が"常に"発生する日々が描かれるが、そこにはやはり「慣れ」がある。 起こる例外事象は様々だが、新たな事情が起こっても「またか……」とスレた人々は脱力系で、楽しんでさえいる。楽しみ方を含め、総じて緩い。 そんな中で、どうしても気になるのは、主人公の中学生男子が暮らすシェアハウスの大家。 彼女は皆が体験している不思議事象を体験できない=みんなから取り残されている。その立ち位置は、『やがて君になる』で「皆がしている」恋ができない、燈子や侑と似ている。 悲壮さや辛さの描写は無く、大家さんは平然としているが、燈子だって最初は平然としていたわけで……先行き不透明で捻くれまくった世界に、大家さんが取り残されないカギは……やっぱり主人公?2わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ起きたら街がジャングルになってた、右を向いたら左を見てた、いつもの階段が一段増えてた……周期性例外事象、通称“バグ”に満たされたこの世界では、そんなことは日常茶飯事。シェアハウスの大家にして“バグ”に心躍らせる研究者のお姉さん・かさねと、彼女とひとつ屋根の下で暮らしながら助手を務める中学生の男の子・紺は、へんてこな世界で今日もおかしな一日を過ごします。『やがて君になる』完結から2年――仲谷鳰が描く完全新作、待望のコミックス発売!続きを読む
あれほどスマホを嫌がっていた父が、二ヶ月もすれば自分で適当に操作してニュースや天気予報を見ているくらいに、人は慣れるものである。
『神さまがまちガえる』では、異常な例外事象が"常に"発生する日々が描かれるが、そこにはやはり「慣れ」がある。
起こる例外事象は様々だが、新たな事情が起こっても「またか……」とスレた人々は脱力系で、楽しんでさえいる。楽しみ方を含め、総じて緩い。
そんな中で、どうしても気になるのは、主人公の中学生男子が暮らすシェアハウスの大家。
彼女は皆が体験している不思議事象を体験できない=みんなから取り残されている。その立ち位置は、『やがて君になる』で「皆がしている」恋ができない、燈子や侑と似ている。
悲壮さや辛さの描写は無く、大家さんは平然としているが、燈子だって最初は平然としていたわけで……先行き不透明で捻くれまくった世界に、大家さんが取り残されないカギは……やっぱり主人公?