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認知症の母の介護のため、東京での仕事を辞め地元に帰ってきた31歳、手取り23万、飲食接客業社員、千春。
23歳、フリーター・映画監督志望、穂乃香。
仕事して介護してたまに会う「付き合おう」を言っていない関係の二人は上手くいっていたけど、千春の記憶が不確かになっていき…。
遺伝するアルツハイマー、後退していく記憶と年上の女、そしてこれから輝かしい未来が待っている映画監督志望の若い女の組み合わせの良さ。
場面を切り取る構図が良くて、最後まで楽しく読めた。
【2022年前期・第81回ちばてつや賞一般部門】入選受賞作品