「戻りたくないけど懐かしい日々」は誰もが持っている。
漫画の制作自体がほぼ初めてかのような描写があったのですが、そうだとすればすごい漫画力を感じます。さすがはトーチ漫画賞大賞。 何気ない会話、消えたくなるほどいたたまれない失敗、個性的な同僚たち。 この漫画で起こっていることはそこらじゅうに転がってるような日常。だけどそれを漫画にして、読んだ誰かをクスッと笑わせたりするっていうことが、こういう才能によって生まれることが尊い。 「戻りたくないけど懐かしい日々」。 思い出すだけで胸が痛く苦しくなるけど、確かに今の自分の一部になってる出来事ってある。