終始意味不明
んーやっぱり尾玉なみえは何かがヤバい 純情パイン<完全版>や少年エスパーねじめ<完全版>に比べると破壊力は低めだが、たまにあるとんでもない爆発力は健在 いったい俺は何を読まされているのか? 尾玉ワールド炸裂の一冊
漫画界から追放されたはずの伝説の作品が帰ってきた!! 昨今のアイドルブームから立ち上る銭の匂いを嗅ぎ付けて! 永遠のアイドル志望・海ひろ子(うみ・ひろこ)、復活!! 新たに描き下ろされる「アイドル地獄変2012」も収録した特濃仕上げ!! これを読まずしてアイドルを語ることなかれ!
尾玉なみえ先生は、赤塚賞準入選をとりながら、打ち切りの山を築いたギャグ漫画家です。
週刊少年ジャンプで「純情パイン」や「少年エスパーねじめ」を連載したあと(ともに打切り)、
ビジネスジャンプに移籍して「アイドル地獄変」「スバル・たかし」を連載し(ともに打切り)、
講談社(シリウス)に移籍したあとは、「マコちゃんのリップクリーム」を長期連載しました。
初期作品(「純情パイン」や「少年エスパーねじめ」)は、ギャグがキレキレではあるものの、癖が強すぎて、かなり読者を選ぶ作風でした。よくこれをジャンプに載せたなと思います。
講談社移籍後の作品(「マコちゃんのリップクリーム」など)は、かなりポップになって読みやすくはなったものの、その分ややインパクトに欠けます。
これに対し、「アイドル地獄変」は、ギャグのキレとポップさを両立している、尾玉なみえ絶頂期の作品です。
読んだことのない方は、ぜひチェックしてみてください。全1巻で読みやすいよ!
なお、ストーリーは、主人公がアイドルを目指して頑張るお話ですが、本筋には全然関係ない話が抜群に面白かったりします(添付)。
ちなみに、同時期の「スバル・たかし」も同程度に面白いのですが、こちらはなぜか電子化されていないので、古本屋などで見つけたら保護しましょう。