日常モノです。 物語のはっきりした起伏があるタイプの作品ではなく、 生活感やそこに流れる空気感を味わう漫画・・・のはずですが、 シンプルに絵が拙いので、 空気も生活もあったもんじゃありません。 この作風の場合、絵の魅力は必要不可欠ですが、 絵で語れるほど絵が上手くありません。というか下手です。 デッサンとかパースとかデザインとか、全体的に悪いですね。 それにキャラ造形が下手です。 キャラクターの内面に奥行きがなくて、性格が画一的。 「大人」と「子ども」くらいしか内面の描き分けができてません。 しかし「子ども」の描写も下手なので、 いかにも「大人が考える”こうあってほしい子ども”」みたいな ある種の理想像しか描けてません。 (ここが一番最悪ですね。 大人の考える「毒気のない子ども」って一番嫌いです。) あと会話のテンポ感やセリフのセンスの切れ味も悪いです。 ボケた包丁みたいです。 女性の生きづらさを一つの軸にしている作品ですが、 それでしたら往年の女性作家の巨匠の作品の数々があるので、 「別にそれで十分間に合ってるし・・・」 という感じです。 ・・・以上が批評部分です。 ネガティブな批評ばかりは あれなので評価できる部分も提示しておくと、 この作品(というか作者)における最大の評価点は 「クィアなキャラクターを自然に織り込んでいる」 「そして作者自身もクィアでありそれを公表している」 主にこの2点です 2010年代からのLGBTブーム、フェミニズムブーム、 ジェンダー問題についてのブーム (あえて「ブーム」と書いてます) が目覚ましい昨今ですが、 そのブームの後押しがあったからこそ、 商業出版できた作品といえるでしょう。 これまでマジョリティ作家が描いたマジョリティ向けの 「特にうまくもない拙い日常モノ」なんてたくさんあったのです クィア作家の描く「特にうまくもない拙いクィア日常モノ」が こうして出版され日の目を見るようになったのも 社会の進歩と言えるでしょう。 そういう意味で五つ星評価をつけるとすると ⭐︎⭐︎★★★ 一つは、「社会の進歩に敬意を示して」 一つは、「クィアやフェミニズムなどのテーマ性に」 一つは、「マイノリティ当事者であることを公表する作者の勇気」 計3つの★をつけました。 これはかなり大甘な評価なので、 ごく普通に読めば「星一つ」か「星二つ」がせいぜいの作品です。 作者さんには 人物描写面に必要な、世の中の人々の気持ちや感情についての調査や研究、 作画面での絵の練習(デッサンなど)をがんばってほしいです。
@名無し

書き込み先、間違えました。
これは「魔女の村」への批評でした。
でもこちらに書き込んでも大差ないかもしれないですね。
同じ感じなので。

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