料理と食材に対する知識がすごい
信長のシェフ 西村ミツル 梶川卓郎
戦国時代の人物をあまり覚えていないのですが、『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』を読んだあとなので、聞き覚えがある名前がちらほら。
あちらはデフォルメされているのもあり、あの人がこの人!と当てはめて先の展開を楽しんでいます。
タイムスリップしたシェフが信長に拾われる物語ですが、主人公が悩む「タイムスリップした人が関わることで、歴史は変わるのか、変わらないのか」問題。
いや、変わることすら込みで、歴史なのか。
タイムスリップものを読むと、鶏がさきか卵がさきか、という感じで考えてしまいますね。
すべてのタイムラインが存在しうるとしても、自分がいるのはその一つですし。
醤油もない戦国時代での料理。
料理家を通してみる歴史もおもしろいですね。
信長のシェフ
穴山梅雪が信長に対して、武田宗家を名乗れる事を条件に内通したという説は興味深いです。原典となる史料があったら読んでみたいです。
真実味がありますよね。本当に読んでみたい・・・!